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テントやタープの生地・素材の種類について オススメの使い分けについて紹介します! 

テントやタープをネットで探していると最近では有名なメーカーから、あまり知られていない中華製のメーカーまで様々あります。

 

その結果、購入の際に種類や値段が多様である為に選び方が難しくなっているように思います。

 

この記事では、ギアを購入する際のヒントになるように、テントやタープに主に使用されている“生地・素材”について紹介します。

 

生地・素材について理解することで、もしかするとご自身に必要なテントやタープが見つかるかもしれません。

 

値段が安いからと言って自分に合っていない物を購入すると、改めて購入し直すことになりかえって高くなってしまうかもしれません。

 

仮に値段が高くても“自分に必要”であればきっと納得して購入出来ると思います。逆に値段が安くても“自分に必要”な条件が揃っていれば何の不満もなく使用することが出来ると思います。

 

是非、テントやタープを選ばれる際の参考にして頂けたらと思います。また人によっては状況に応じて様々な生地・素材を使い分けていただくヒントになればと思います。

  この記事を読むと

  • テントやタープに使われている生地・素材について理解出来る
  • 自分に必要な生地・素材を発見できる
  • 状況に応じて使い分けが出来るようになる

テントやタープの役割

テントやタープにはそもそも日差しや雨風、場合によっては雪など厳しい天候や気候の中で身を守る為に使用します。その使用場面はキャンプやBBQや登山など使用する状況や環境など多岐に渡ります。

ご自身の使用場面において必要な機能やスペックが異なってきます。例えば、登山でテントを使用したいので、コットン素材のテントを使用すると重量が非常に重たく、登山自体に影響を及ぼします。

当然ですが、登山には軽量さが求められます。そういった部分をテントやタープの素材によって機能面を補っていく必要があり、人によって求められる機能は異なるということを理解しておきましょう。

様々なタイプのタープについて理解が曖昧な方は是非こちらの記事を先に読んでおきましょう。

生地・素材の種類

ポリエステル

最も多く使用されている素材で、価格も最もお手頃と言えます。素材の特徴としては撥水性に長けている為に生地自体にカビが生じにくく、メンテナンスが簡単といった特徴があります。撥水性が高く、吸水性が低い為に夜露など結露がしやすいという特徴もあります。

 

これらの反面、火にはものすごく弱く近くで焚き火やBBQをしていて火の粉がその生地に飛ぶとあっという間に穴が空いてしまいます。

ナイロン

素材の特徴としては、ポリエステルと非常に似ていると言えます。ただし、ポリエステルより“丈夫”というメリットがあり、且つ“軽量化”されています。

 

こちらもポリエステルと同様に撥水性に長けている為に速乾性があり、非常にメンテナンスが簡単です。軽くて丈夫という面を生かして登山などの軽量を求められる方に多く利用されています。

③コットン(ポリコットン:T/C素材)

上記に紹介した、ポリエステルやナイロンの素材と少し特徴が異なります。撥水性や速乾性が低く、重量としては最も重たいという特徴があります。

この素材の特徴としては、遮光性や通気性に優れている為に“夏は涼しく、冬は暖かい”という過ごしやすいのいう特徴があります。

 

また火にも比較的強く、火の粉が飛んでも穴が空きにくいというメリットがあります。タープの下で焚き火やBBQが出来るというメリットがあります。(絶対に穴が空かないというものではありませんのでご注意ください)

 

コットン素材を使用されている為に非常に丈夫で長持ちという特徴がありますが、撥水性が低い反面吸水性が高い為に濡れてしまうと乾燥に時間を要してしまいます。その結果、カビが生じやすいといったデメリットもあり、メンテンナンスが重要という生地になります。

ポリコットン T/C素材

コットンの素材と非常に似ていますが、コットンとポリエステルを混合した素材です。コットンの特徴を活かしつつ、少しでも速乾性を高めてメンテナンスが簡単に行えるようにした素材です。

 

コットンよりもポリエステルを使用している為に多少の軽量化がされているということも特徴の1つと言えます。

機能・スペック

機能別にどの生地が最も優れているのか、まとめてみたいと思います。ポリエステルとナイロン、コットンとポリコットンは概ね機能・スペックが一緒の為に、ポリエステル系とコットン系という種類で分別しますのでご了承ください。

難燃性    コットン系>ポリエステル系

遮光性    コットン系>ポリエステル系

通気性    コットン系>ポリエステル系

保温性    コットン系>ポリエステル系

耐水性    コットン系<ポリエステル系

メンテナンス コットン系<ポリエステル系

吸水性    コットン系>ポリエステル系

価格     コットン系>ポリエステル系

コットン系の方が機能的には優れているの?
ビギナーくん
ビギナーくん
ニッシー
ニッシー
ほとんどの項目でコットン系が優秀という解釈じゃなくて、これらの特徴を踏まえて目的と用途に合わせて必要なテントやタープを選んでや〜。

オススメの使い分け

①安ければなんでもOK・試しに購入したい・メンテナンスが簡単な物が良い・たまにだけのBBQで使用したい

→使用頻度が現時点で数えるほどしかなく、とりあえず持っておきたいというような方は ポリエステル をオススメします。

 

②登山で使用する・キャンプに行くのはバックパック・荷物を軽量化したい

→使用頻度はあるが、そもそも軽量化を目的としている方は ナイロン をオススメします。

 

③焚き火やBBQをタープの下でしたい・自動車で移動する

→移動が自動車で荷物の重量をさほど気にしなくて良く、価格を気にしなくて良い方は ポリコットンもしくはコットン をオススメします。

ニッシー
ニッシー
購入の際の1つの参考にしてや〜。

しっかりとタープの種類を使い分けできていますか?もしまだタープが上手く使い分けられていないという方はこちらの記事も参考にしてみてください。

日差しの強い日に必須!タープの種類とオススメの使い分けについて (サイズ・素材・耐水圧) 

https://nissy.blog/camp-10/

耐水圧とは…

テントやタープを購入される際に気にした方が良いポイントの1つに耐水性・圧というものがあります。

 

「耐水圧」とは、生地にしみこもうとする水の力を抑える性能数値。レインウェアの生地が、どれくらいの水圧に対して耐えられる防水性を持っているかを表します。

例えば、耐水圧20,000mmであれば、生地の上に1cm四方の柱を立て、柱の中に水を入れて20,000mm(20m)までの高さに入れた水の水圧に耐えられるということになります。(JIS規格)

(引用: ブリジストンスポーツ株式会社 公式HP  https://www.bs-sports.co.jp/callcenter/question/golf/apparel/basic_knowledge/apparel_basic05.html

 

テントやタープ、またはレインウェアなどに主に使用されている指標です。

おおよそ300~20000mmまでの幅があり、多少の雨天でも使用することを考慮すると1500mm程度はあった方がよいでしょう。2000mm程度で大雨はきついですが、中雨程度であれば耐水出来るかと思います。1つの参考にして頂けたらと思います。

まとめ

テントやタープに使用されている生地・素材について紹介しました。

 

それぞれに違った特徴を有しており、使用される方の使用用途や目的に合わせて購入する必要があります。

 

またそれぞれの素材のテントやタープをお持ちの場合は、その日の天気や使用される目的に合わせて使用することが望ましいと言えます。