ここ数年で空前のキャンプブームが到来しており一時期に比べると、一部のテントや焚き火台・ランタンなどが発売当初より大きく価値が上がっているものもあるほど市場価値が高くなってしまっているほど人気があります。
キャンプを始めるにあたって必ず必要になる物の一つとしてテントがあります。キャンプ道具の中でも費用が掛かる物の一つで、私もキャンプを初めて間もない頃は割安で簡単に設営が出来るテントはないかなーっと探しておりました。
設営が簡単ということで、ワンポールのティピー型テント(以下:ティピー型テント)を最初のテントとして購入しました。キャンプを初めてからというもの、SNSやインターネットで色々なキャンプ情報を眺めていると何やらテントとタープを繋げているレイアウトを拝見します。
どうやら『小川張り』と呼ばれるテントの張り方なようです。
自分もこのスタイルをしてみたいと思うものの………果たしてこれはどうやって繋がってるんだ?と疑問がありました。
『小川張り』についての解説とその張り方に便利なギアのDODトンガリハットについてレビューします。是非参考にしてください。
この記事を読むと
- 小川張りについて理解が深まる
- 小川張りの方法がわかる
- 小川張りに必要なギアが知れる
コンテンツ
“小川張り”の説明
『小川張り』の特徴としては、テントとタープを連結・連ねて使用するという点です。『小川張り』はキャンプメーカーの“ogawa”から始まったのが由来です。
見た目もかっこよく非常に人気のあるスタイルであり、キャンプ場に行くとこのスタイルでキャンプの楽しまれている方を何組かお見かけするのではないかと思います。
小川張りには大きく分けると
①タープの中にテントを設置する方法
②ティピー型テントのポールを利用してタープを立てる方法
の2つに大きく分けられます。
①タープの中にテントの立てる方法の特徴としては、タープの中にテントを設営しているために、間に全く隙間がありません。ですので雨が降ったときでも雨に掛かりにくいという特徴があります。しかし、タープを広く使用することが出来ないというデメリットもあり、大人数でキャンプを楽しまれる際にタープのサイズによっては多少、不向きという点があります。
②テントとタープを連結させる場合の特徴としては、タープ広く使用することが出来ますので比較的、大人数でのキャンプの際に適しています。しかし、先程の逆でテントとタープの間に隙間が生じてしまうので雨が降った際には隙間から雨水が落ちてくるということも考えられます。とはいうものの、テントとタープを別々の場所に設置することと比較すると雨は侵入しにくいです。
ニッシー
テントとタープを連結する際にタープアダプターと呼ばれる(今回レビューするDODのトンガリハットなど)ギアが必要になるよ。
DODのトンガリハット
小川張りに使用するためのアイテム・ギアを紹介します。
私が実際に使用したギアは、トンガリハット(TG1-768-TN)というDOD社の商品です。
カラーは写真と同色のタンとブラックがラインナップとしてあります。値段は購入時のネット販売価格で3000〜3500円ほどでした。
リンク
素材はポリコットン生地を使用されており非常に頑丈です。ロープとカラビナが付属されていますが、ペグは付属されていないので実際に使用する際には2本のペグを別で用意する必要があります。
この商品は先程述べた小川張りの中の②のテントとタープを連結する際に使用する便利なグッズ(ギア)です。ティピー型テントを使用する際に、下記の写真のようにテントのポールを利用してタープを張る際に使用します。
使用方法
1 トンガリハットをテントの先端に引っ掛ける
2 テントの後方からロープを使用して引っ張る(←ここに2本のペグが必要になります)
3 トンガリハットの前方部分に付属しているカラビナでタープを接続して、テントとタープを連結する(場合によってはトンガリハットとカラビナの間にロープを使用してテントとタープの間の距離を調整します)ティピーテントのポールをタープの片方のポールとして使用し、もう片方は普段と同様にタープを立ち上げ、各ロープの長さを調整して完成
ニッシー
使用方法の詳細や注意点については公式ホームページで確認してな〜
リンク
別記事でテントやタープなど素材についての紹介もしていますので、持ちテントやタープの購入を検討されている際にはこちらの記事も参考にしてもらえたらろ思います。
使ってみた感想
使用して思ったことは上記にもあるようにタープを広く使うことが出来ます。2本のポールを使って、テントの後方からタープを立てたときより、前方に広く屋根を作ることが出来ます。しかし、前方にタープを広く使える反面テントとの間に少し隙間が出来てしまうので雨が降った際にはテントとタープの間から水が落ちてくる可能性があります。
設営に関して初めて一人で行ったときは少し手こずりましたが、それでも数回使用すると手順としては非常に簡単に使用することが出来ます。ただし、小さいお子様がいらっしゃる場合や、初使用の際には時間的に余裕を持って設営することをお勧めします。
キャンプをしている際に非常に風が強く(風速3〜4mほど)タープのペグが抜けるというトラブルがありました。しかし、トンガリハットがテントの先端から外れることはありませんでした。ですので、固定力は十分ありあるように思います。
もしも、テントやタープの張り方が正しいのにペグが地面から良く抜けるという場合は、地面やテントのサイズに対してペグが合っていない可能性があります。そのような場合には別記事で、ペグについての解説をしていますので是非こちらも参考にしてみてください。
トンガリハットのメリット・デメリット
メリット
・簡単に小川張りが出来る
・タープを広く使える
・カッコいい など
デメリット
・1人で立てにくく、風が強い日は更に立てにくい
・タープとテントの間に少し隙間が出来る
・費用が掛かる
・ペグを2本ほど用意する必要がある など
DODの商品はほとんど店頭では目に掛かることはありません。主にネットでの販売をされているので、気になった方は以下のリンク是非ご利用ください。
まとめ
今回は『小川張り』というテントの張り方を紹介し、その際に使用したDOD社のトンガリハットを使用したレビューをしました。
初めて使用する際や一人で設営する際には少し手こずるかもしれませんが、慣れてしまえば一人で設営することが出来ます。
そして一人で設営する際にトンガリハットを使用すると更に設営がしやすくなります。
キャンプには色々な楽しみ方があると思います。ソロキャンプで使用するも良し、ファミリーで使用するも良し。どこかの誰かに役立てて頂ければ幸いです。
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