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これって実際どうなの?アークテリクス ベータSLジャケットの剥がれたシームテープを自分で修理してみた結果…

人気アウトドアブランドのアークテリクス  ベータSLジャケット(以下:ジャケット)は非常にシンプルなデザインながらも、どこか高級感もありながら機能性にも優れている非常に人気のあるジャケットです。

 

そんなジャケットも3~5年ほど使用するとシームテープの劣化に伴い、フードや裾部分などが剥がれてくるというのがよく見かけるようになります。マウンテンパーカーやレインウェアなど過酷な環境で使用するアウターにとっては避けにくい劣化の一つです。

 

シームテープ自体は必ず劣化してくるので仕方がないことなのですが、このジャケット自体そこそこの値段がするので簡単に買い直す訳にもならずネットで修理方法を検査すると同じように修理をされているブログを拝見することが出来ます。

 

この記事では、修理方法も簡単に説明はしますがそれよりも実際に修理してみた感想と出来栄えについて紹介します。

 

結論から言うと、作業は単純なのですが思いのほか難しい…というのが率直な感想です。具体的に説明していくので、是非参考にしてもらえたらと思います。

  この記事を読むと

  • マウンテンパーカーのシームテープの修理方法がわかる
  • 修理での難しい点がわかる
  • 修理の実際がわかる

この記事は約5分で読めます

修理の実際と感想

冒頭にもありますが、先にこの記事の結論から申し上げておくと“想像以上に難しい”ということです!

言葉にすると「剥がれた部分にシームテープを再び貼っていく」という単純な作業なのですが、日頃から裁縫やアイロンを使用することが少ない私のような者にとっては非常に難しい作業でした。

シームテープの劣化が進むと写真のようにあちこちが剥がれてきます…


「趣味・特技が裁縫です」というような方にとってはもしかしたら簡単な作業かもしれません。余談ですが私自身は釣りもしていて、針に糸を結んだり、ルアーのフックを取り替えたり、リールのオーバーホールを自分でしたりと個人的にはさほど不器用ではないと思いこんでいます。

それでも、この作業は非常に難しいと感じました… このような状況での選択肢はいくつかあります。

①捨ててしまう

②セルフリペアをする

③専門的に修理してもらう

④売る

ジャケットが売ることができそうな状況であれば、いっそうのこと売ってしまいその売れたお金で再び新しいジャケットを購入するのは十分検討価値があると思います。セルフリペア後に売却を検討するのも良いかもしれません。

下記サイトではいずれもアークテリクスを強化買取されておられます。もし売れそうな状態であれば売却も検討してみるのはいかがでしょうか?

いずれにしても剥がれたままではこの先、大事なジャケットが着れないのと、修理に出すよりも圧倒的にコストが抑えられるので、自己責任の上でセルフリペアを行うことを決意しました!

修理方法

ニッシー
ニッシー
使用したシームテープと方法について紹介するなー。

使用した商品

YNAK 2.5レイヤーシームテープ ブラックという商品を今回使用しました。

Amazonで1500〜2000円ほどで購入することができました。

修理手順

1.このテープを修理する部位の長さに合わせてカットする
(出来ればテープの端を丸めておきましょう.たいていこういったテープは角になっている端から剥がれてきます)

 

2. 修理する部位にカットしたテープをあてる

 

3. テープの上に薄めの布(当て布)をあてる

 

4. 当て布の上から低温~中温設定のアイロンをかける
(アイロンが直接ジャケットの生地に触れないように気をつけましょう.溶けたり生地を傷めることがあります)

 

5. アイロンを掛けた後,圧着した部位が接着していることを確認して完成

 

ニッシー
ニッシー
これらの作業には、文章以上に難しい点がいくつもありました… その難しいと感じた点については次の章で紹介するな〜。

難しかった点

ニッシー
ニッシー
この手のブログではたいてい上手くいった写真や紹介が多いと思うので、実際の上手くいっていない部分に着目して紹介するでー。

※日頃、裁縫はあまりしないので素人がたまにやったという前提で読み進めていただけると幸いです…

1シームテープの角を丸めるのが難しい

ハサミの種類にもよるのかもしれませんが、絶妙にシームテープが切りにくいと感じました。その為にテープの角を丸めるのが難しかったです。

2アイロンの温度が低温・中温ではなかなか圧着することができない

説明書には、アイアンの温度が低温もしくは中温と記載されています。しかし、その設定ではなかなかシームテープを接着させることが出来ませんでした。様子を見ながら自己責任で高温設定で圧着させました。結果的にもしかしたらジャケットの生地を傷めてしまっている可能性のあります。

3ジャケットに紐が通っているところ・カーブになっているところはアイロンが掛けにくい

当然と言えば当然ですが、紐があり段差になっている所や生地がカーブになっている所はアイロンが非常にあてにくかったです。

尚且つそれに加えて当て布をするので更にアイロンが掛けにくいということがありました。

4アイロンを掛けた後、何度もテープが剥がれる

アイロンの掛け方が悪かったのか、原因は不明確ですがアイロンを掛けた後何度もシームテープが剥がれる場所がありました。そして、何度も新しく切っては貼ってを繰り返しました。

上記の通り難しいと感じた点がいくつかあり、正直1時間以上の時間を要することになりました…自分で修理した際に上手くいかなかった点は、もしかしたら失敗しやすい点かもしれないので、あえて上手くいかなかった所を紹介しました。

これらの出来栄えをどう捉えるかは個人の価値観ですが「私自身としては見た目としてはいまひとつだけど、再び着ることができるようになったという点では満足」というのが正直な感想です。点数にすると70点といったところでしょうか。

決して安いジャケットではないので、今後もまた剥がれれば自分で直して長く着ていこうと思っています。ちなみに毎年人気のジャケットなので購入を希望されている方は早めからチェックするようにしておく必要があります。

 

アークテリクスはシンプルながらも機能性にもデザイン性にも優れているので非常に人気のあるブランドです。小柄ながらも汎用性の高いこちらのバッグもおすすめです。是非こちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

アークテリクス  ベータSLジャケットのシームテープの劣化に伴う生地の剥がれを自分で直す方法を紹介しました。

 

実際に修理してみてわかったことは、個人的には思っているよりも難しいという事でした。(趣味・特技が裁縫という方にとっては簡単な作業かもしれませんが…)

 

自分で修理をする、セルフリペアは誤って生地を傷めたりしても自己責任ですので見た目や更に傷めるのが不安という方は対応してくれるリペアのお店に出して直してもらいましょう。

 

この方法で失敗しても当ブログでは責任を負い兼ねるので予めご了承ください。