ソロキャンプやグループキャンプなど睡眠はしっかりとれていますか?
キャンプであまり眠れなかったという方も多いのではないでしょうか?そういった場合に、インナーテントがかなり有効なギアであることをご存知でしょうか?
この記事ではインナーテントについての説明とテンマクデザインのモノポールインナーテントについてレビューしたいと思います。
キャンプでの睡眠の質向上や、様々なキャンプスタイルに挑戦出来るので是非、キャンプの幅を広げる為の参考にしていただけたらと思います。
この記事を読むと
- インナーテントについて理解出来る
- テンマクデザインモノポールインナーテントについて知ることが出来る
- この商品がオススメの人がわかる
コンテンツ
商品紹介
テンマクデザイン モノポールインナーテント
シェルターやタープの下で快適に眠るための自立式テント。
あくまでもシェルターの中での使用を前提にしているのでフライシートはありません。
寝るためだけに特化したデザインでコストを下げる事に成功。
スタンダードとメッシュがありお客様のキャンプスタイルでお選びいただけます。
入り口は1箇所のみです。コットの上でも使用可能です。
大きすぎないサイズはシェルターの中に複数個使用でき、個室をつくれ仲間とのキャンプでもプライバシーを守ります。
素材
ウォール:ポリエステル68D生地、ポリエステルメッシュ
フロア:ポリエステルタフタ68D(PUコーティング)
ポール:グラスファイバー
耐水圧
フロア:1,200mm
サイズ
収納サイズ:(約)510×110×110mm
組立サイズ:(約)2,100×700×970(高)mm
重量:(約)1.28kg
付属品:ポール×4本、収納ケース (引用:テンマクデザイン公式サイト)
実際に使用してみて
テントの生地について
このテントはコンパクト且つ軽量です。主に生地にポリエステルが使用されている為、非常に軽くて小さく収納できます。これだけでテントが建てられるのか?と思ったほどの軽量感です。
お天気の良い日であれば、デイキャンプくらいならこのテント一つでも楽しめそうですが、遮光性は低いので日を気にするときは別のタイプが必要そうです。
使用してみて感じたことは、あくまでもこの商品はインナーテントということを理解しておく必要はありそうです。
ウォール部分の素材はポリエステルですが、触った感じは非常に柔らかく薄い素材です。撥水性も低く、雨が降ったりするとすぐに雨漏れしそうな印象です。
商品の数値的にフロア部分は耐水圧が1200mmですので、多少の水であれば対応できそうですが、2000mmを下回っているのでこちらも水が染みてきてもおかしくないです。そのため、季節を問わずグランドシートは敷いておいたほうがベターでしょう。
昼夜の気温差が激しい晩秋や冬は夜露でテントのウォール部分が染みてきます。実際に朝の気温が1度になる冬キャンプで使用するとカンガルー張りでもしっとりと湿っている状態でした。
テントのポールについて
付属されているポールが非常に細いです。決して頑丈とは言えません。この細さもまた軽量感やコストダウンの為と言えます。
タープでの過保護張りで泊まった日は、風が非常に強く体感で風速5~6mはありそうな夜でした。
風が強い中寝ているとインナーテントの形を維持できずこのまま使用するとポールが折れそうと判断し、夜中にそのテントは撤収しました。
結果として、風が弱く・天候にも恵まれているようでしたらこのテントは過保護張りでの使用も可能かと思いますが、商品紹介にもあるようにインナーテントに特化して作られているのでテントとしての使用は不向きと言えそうです。
テントのサイズ感
カンガルー張りはインナーテントの本来の使用方法であり問題なく使用可能でした。
2~3人用のティピーテントでカンガルー張りをすると面積の半分近くを使用するので大きめのテントでの使用が最も適しているように思います。
このテントはいくら頑張っても人1人が入れる程度のサイズなので、子供と2人でも厳しいです。ソロで使用することを想定しておく必要があります。
開閉部分について
両サイドから三角の形にチャックを開閉します。左右両方を締め切ったときに少しだけ隙間が出来やすいという特徴があります。
夏場など小さい虫ならしっかりと閉じておかないと虫がテント内に入ってくるかもしれないので注意が必要です。
使用してみて良かったところ
大型のドーム型テントをグループキャンプやファミリーキャンプで使用される際に、テントの中に個室空間を作り出すことが出来ます。テントの生地1枚で遮っているだけでかなりプライベート空間を持つことが出来ます。
テントがコンパクトサイズなので一度空気が温かくなると外に温かい空気に逃げにくいので冬キャンプでの使用においては比較的温かいという特徴があります。実際に最低気温1度の日にカンガルー張りで使用しましたが、インナーテントから出ると一気に温度が変わることが実感出来ました。
軽量かつコンパクトで組み立ては一瞬です。設営が本当に楽チンになります。これだけで夜間に睡眠の質が向上することもあるので、誰かと同じ空間で寝るのが苦手というような方は是非試してみてほしいギアです。
色々なテントと組み合わせることで色々なパターンでキャンプを楽しめることが出来ます。自分に合った張り方が見つかると快適なキャンプを過ごせます。
カンガルー張りをしてみたい・試してみたいという方にコスパの良いテント!巷で値段の割に頑丈とコスパが良いと噂になっている“WAQ”からもT/C素材で出来たティピーテントがあります。
レビューも良いテントなのでティピー型テントをお探しの方はチェックしてみてください!
デメリット・メリット
デメリット
生地は薄い
インナーテントとして作られているので、非常に生地が薄いです。そのままテントとして使用するには向いていません。
ポールが細い
ウォールを支えるポールが非常に細いです。強風で折れてしまう可能性も高そうです。このあたりのおかげで軽量化が実現していると言ってもいいです。
メリット
プライベート空間
複数人でのグループキャンプの中でも個室のようなプライベート空間を作り出すことが出来ます。
安い
なにより安いです。5000円を下回る価格でテントが購入できます。
設営が簡単過ぎる
自立式のテントですが、組み立てが本当に楽です。キャンプに慣れている人であれば説明書を一度読む程度もしくは読まなくても組み立てられるほどです。
軽量
1.28kgとかなり軽量のテントです。キャンプはなにかと荷物が多くなりがちですので少しでも軽量化出来るのは嬉しいポイントです。
使い方の幅が広い
実際にカンガルー張りと過保護張りで使用しました。お持ちのテントやタープのサイズや相性にも寄りますが、様々なスタイルでのキャンプが可能になります。
コットの上でも使用出来る
冬場など地面からの冷気から距離を保つ為などコットの上にこのテントを置いて使用することも可能です。
比較的温かい空間を作ることが出来る
人ひとり分のサイズのテントですので、温まった空気が外に逃げにくいという特徴があります。冬キャンプでカンガルー張りの為に使用されることも多いです。
いくつかのテントを使用してきた中でも特にソロテントとしてコスパが良いオススメがこちらのテントです!是非、ソロテントをお探しの方はこちらの記事も参考にしてみてください。
こんな人にオススメ
- 日頃から一人で寝ていて、グループキャンプの同じ空間で複数人になるとなかなか眠れない人
- キャンプの中でプライベート空間を持ちたい人
- カンガルー張りスタイルをしたい人
- 推奨はされていないけど、過保護張りをしたい人
まとめ
インナーテントとは、カンガルー張りのようなテントの中に更に個室的空間を作るために作られたテントです。
プライベート空間を作ることができ、狭い空間なので比較的暖かいという点があります。
モノポールインナーテントはカンガルー張りでの使用がオススメです。過保護張りでも使用出来なくはないですが条件を選びます。
様々なスタイルのテントの張り方を楽しみましょう。