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日差しの強い日に必須!タープの種類とオススメの使い分けについて (サイズ・素材・耐水圧) 

春が到来して気温も上がり心地よい季節になるとアウトドア好きもそうでない人ですら、庭でバーベキューを楽しみたくなったり、公園に出掛けたりと活動的になる季節ですよね。

 

日中に活動的になることも多いので、強い日差しを遮る為にタープを用意される方も多いと思います。

 

初心者に向けて、大きく分けてタープには3種類ありそれぞれの特徴について紹介します。

 

場所によっては立てられないタープを用意してしまうこともあるので、この機会にどれが自分に合っているのか確認して頂けたらと思います。

  この記事を読むと

  • タープの種類について知ることが出来る
  • サイズ・素材・耐水圧について理解出来る
  • 自分に合ったタープを探すことが出来る

この記事は約5分で読めます

オススメの使い分け

初心者にはどのようなタープがオススメなのか?

まずこの記事で最も伝えたい結論からお伝えしていきます。

 使用される人の目的によって様々です。自分に合ったタープを選びましょう。

キャンプに使用するならオープンタープ

BBQや家族のスポーツ観戦に使用するならポップアップタープ・シェード

虫がどうしても苦手という場合やBBQ以外にキャンプでも幅広く使用したい場合はシェルター・スクリーンタープ  

という使い分けがオススメです。

ニッシー
ニッシー
それじゃあ、ここからそれぞれのタープの特徴や選ぶ際に必要な情報について紹介していくな〜

タープの種類

オープンタープ

 

スクリーンタープ(シェルター)

 

ポップアップタープ(シェード)

ニッシー
ニッシー
大きく分けて3種類に分類できるで〜。それぞれの特徴について説明していくな〜。

オープンタープ

スクエアタープ(正方形)

レクタタープ(長方形)

ヘキサタープ(六角形)

ウィングタープ(ひし型)

特徴 

このタープは1枚の大きな布をいくつかのポールとロープで用いて日差しを遮るシェードを形成します。その1枚の布の形によって見分けがつけやすいように呼び名が変わるのも特徴の一つです。

 

辺が少なければその分ロープを張ったり、ペグを打つ本数が減るので早くタープを張ることが出来ます。ポールの長さやペグを用いてタープの張り方にアレンジを利かせやすいのもこのタープの面白い所です。最もコンパクトになり持ち運びがしやすいのも特徴の一つです。

 

その反面、辺の少ないタープは構造的に日差しを遮ることが出来る面積が減少する傾向があります。使用する人数や利用目的に応じて必要なタープの形を選ぶ必要があると言えます。上からの日差しや雨遮ることは出来ますが、横からの日差しや雨風は吹き込んで来やすいデメリットもあります。

使用用途としては、主にキャンプでのリビングスペースとして使用されていることが非常に多いです。焚き火の下で使用される方も多く、ポリエステル素材やポリコットン素材(後で説明します)など色々な素材やサイズ展開があります。

スクリーンタープ(シェルター)

特徴 

四方をメッシュなどのスクリーンで覆われているタイプのタープです。シェルターとも呼ばれており、四方八方を覆うことが出来るます。フルクローズにすることができるので虫の侵入などを防ぐことが出来ます。見た目や構造はテントに近く、最近では様々なテントの形が登場してきているので、スクリーンタープとの境目が曖昧になってきているように思います。

 

メッシュで囲まれているとは言え、四方が囲まれているので他のタープに比べると構造上少し風通しが悪くなってしまいます。

このタープ内で焼き肉やBBQをすると煙や熱が比較的こもりやすい状況となりますのでタープのよっては適宜換気も必要になると思います。留意事項を必ず守って使用しましょう。3つのタープの中で最も値段が高く、概ね価格としてはテントとさほど変わりません。

使用用途としては、デイキャンプや日中のBBQ、またキャンプ時のリビングスペースとして利用されている方も居られ、値段が高い分、使用用途として幅広いかと思います。

ポップアップタープ(シェード)

特徴 

組み立てが最も簡単で、手早く日差しを遮ることが可能です。値段も比較的安い価格であり身近なホームセンターに売っていることも多く、最も手頃と言えます。

ただし、耐水圧が低いものが多く雨が降れば浸水してくるということもよくあります。主な目的としては、日中の日よけとして使用されることが多いです。

+αで別売りのサイドシェードを付けることで朝日や夕日など横からの日差しも遮ることが出来ます。時間によって変わる日差しの向きにも簡単に対応することが出来ます。

 

そして、この3つの中での最大のデメリットは重量です。タープの骨組みとなる部分は組み立てが簡単な分、ほとんど分解出来ないのでその分大きく重たいという特徴があります。少なくとも自動車移動でない限り使用出来ないと言っても良いでしょう。

使用用途としては、設営が簡単な為に日中のBBQやフリーマケット・お子さんのスポーツ観戦など様々な場面で使用されていることを多く見ます。

タープのサイズ・素材・耐水圧

ニッシー
ニッシー
タープを購入される際に確認しておくべき項目を各種説明していくな〜。

サイズ

どのようなタープにも共通していますが、当然ながらタープには各種サイズがあります。スクリーンタープやポップアップタープはおそらく適正使用人数などが記載されていることが多いと思います。使用用途に合わせてそちらで確認してください。

 

オープンタープの場合は布部分とポールは別売りのことが多いので注意が必要です。タープ(布部分)を購入される際のサイズの目安を記載しておきます。もちろん使用用途によって異なる場合もあるので、一つの目安として参考にしてください。

 

1~3人での利用→4m程度のタープ

4~6人での利用→5m以上のタープ

 

これ以上の人数になるとおそらく一つのタープでは狭くなるか、日差しを避けきれなくなりますので、追加で設置されることをオススメします。

 

注意 

 

タープのサイズに伴って、ポールの径を太くしましょう。大きいサイズのタープを使用しているにも関わらず、細い径のポールを使用すると強い風に煽られた時にポールが折れてしまうこともあります。タープがポリコットン(後で説明します)の場合、タープそのものが重たいのでより一層ポールに掛かる負担が大きくなります。キャンプにおいては同じ機能でも小さい物の方が優遇される傾向にありますが、ポールに関しては大は小を兼ねると言っても過言ではありません。

素材

最近の主流として大きく分けてこの2種類があります。

ポリエステル

 

ポリコットン(TC素材)

ポリエステルは比較的軽く、濡れても速乾性があります。しかし、熱には非常に弱く火の粉が飛ぶと簡単に穴が空いてしまうのが特徴です。比較的値段も安いという特徴があります。

 

 

ポリコットンは、ポリエステルとコットンを混合した素材です。ポリエステルの真逆の特徴があります。コットンを使用している為に重さがあり、濡れると少し乾くのに時間が掛かり、汚れやすいという特徴があります。

最大のメリットはコットンを使用している為に、ポリエステルと比べて熱に強いという点です。少しの火の粉が飛んでも穴が空きにくいという特徴があります。

焚き火やBBQをタープの下でしたい場合にはポリコットンなどコットン系がオススメですが、穴が空きにくいというだけで穴が空かない訳ではありませんのでその点ご注意ください。

 

タープの素材には大きく分けて上記の通りこの2種類があります。スクリーンタープやポップアップシェードはほとんどの場合ポリエステル素材が用いられています。

ポリエステルかポリコットンを選択するのは多くの場合オープンタープの場合と捉えてもらっても良いかと思います。

(テントでは既にサーカスTCを始め、ポリコットン素材が登場しています。テントの姿形も様々な物が登場しておりテントとスクリーンタープの境目が無くなってきている印象を受けます)

耐水圧

最後に使用される耐水圧を確認しておきましょう。天気が良い日にしか使用しないと言い切れるのであれば、さほど気になさらなくて良いかもしれません。

 

しかしアウトドアシーンで使用する以上、急に天候が崩れるといったことはよくあります。特に真夏の通り雨はよくあることですので、最低限の耐水圧があることをオススメします。

 

目安として1000~1500mmの耐水圧があることがオススメです。

初心者必見!地面に応じたペグの種類と使い分けについて紹介!ニッシーがオススメのペグは?

https://nissy.blog/item-8/

タープにペグを使用することが多いです。ペグの使い訳がわからないという方はこちらの記事を参考にしてください。

ニッシーのタープ

ヘキサタープ ポリコットン

主にキャンプ時に使用しています。ソロキャンプ時にはこのタープの下で焚き火やBBQを楽しんでいます。穴が空く可能性もあるのであくまで自己責任でお願いします。

ポップアップシェード ポリエステル

日中に行うBBQの時に使用します。BBQは自宅の庭ですることも多いので必ずしもペグが打てるとも限りません。BBQは食事がメインとなるレクリエーションなので設営にはなかなか時間が掛けられないことが多いです。

ですので、手早く設置出来るポップアップシェードを使用しています。BBQの時には基本的に複数人居ることが多いので多少荷物が増えたり重たくてもなんとかなることがほとんどです。

 

タープの由来とは?

ニッシー
ニッシー
最後に少し予備情報をお伝えして終わりにするわ〜。

タープ: tarpaulin[1], tarp)は、日差しを防ぐため[1]の広いである。キャンプに使われる。

英語の tarpaulin はタール (tar) を塗ったキャンバス生地の覆い (pall) が語源で、もともと船の上の物を覆うための防水布だった。

現在は多種多様のタープが作られており、自立する蚊帳のようなものもタープの名称で売られている。   

    (引用:ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/タープ

そもそもの目的は日差しや雨を防ぐための物であり、元々は船の上で使用されていた物なんですね。

それが防水布であった為に現在のような使用にも応用することが出来たのかもしれません。

今となっては、タープと言えば完全にアウトドア用のギアを指す言葉になってしまっていますが…

まとめ

オープンタープ・スクリーンタープ(シェルター)・ポップアップタープ(シェード)という3種類のタープについて紹介しました。

 

オープンタープはキャンプに、ポップアップタープ・シェードはBBQや家族のスポーツ観戦などに、シェルター・スクリーンタープは虫がどうしても苦手という場合や幅広く使用したい場合に。

 

タープの選ぶ際には サイズ・素材・耐水圧 を事前に確認し必要なスペックを選択して、自分の使用用途に合わせて必要なタープを用意しましょう。

 

春を向けると人は活動的に楽しみたくなりますよね。少しでも皆様の楽しいアウドドアの参考になれば嬉しいです。

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