ソロキャンプからグループキャンプなど様々な場面で非常に便利なギアの一つとして、SOTOのレギュレーターストーブST-310(以外:レギュレーターストーブ)を使用されている方も多いと思います。
非常にコンパクトになり、身近で手頃な価格で手に入るCB缶が使用でき、それでいて高火力で本当に買って良かったと思えるギアの一つです。
そんなレギュレーターストーブにもいくつか弱点があります。ただし、この弱点もオプションパーツを付けるだけで更に使用しやすくなるので本当にオススメのカスタムです。
もちろん純正のままでも良いのですが、実使用において劇的に使いやすくなるので是非、参考にして頂けたらと思います。
この記事を読むと
- レギュレーターストーブを点火させやすくする方法がわかる
- レギュレーターストーブを強風でも使える方法がわかる
- レギュレーターストーブの4本脚が熱くなりにくくなる方法がわかる
コンテンツ
レギュレーターストーブの紹介
低温の外気により、火力低下を起こしやすいCB缶の弱点をマイクロレギュレーターが解消。外気温25℃~5℃の環境下でも常に一定の火力を発揮します。また、連続使用によるドロップダウンの影響を受けにくいマイクロレギュレーターの特性に加え、大きなゴトクを装備することで数人分の料理もこなすことができます。 (引用:SOTO公式ホームページ)
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レギュレーターストーブの弱点
- 点火のしにくさ
- 強風に弱い
- 4本脚が熱くなる
- 番外編 五徳が少し不安定
点火のしにくさ
レギュレーターストーブの弱点の一つに点火のしにくさがあります。
点火スイッチが、なんとも小さく・やや硬く・押しにくい場所にあります。構造上及びコスト的に仕方がないことと思いますが、実際の使用においてはなんとも不便としか言いようがありません。
この弱点を解決する方法として、“ソト(SOTO) レギュレーターストーブ専用点火アシストレバー ST-3104 ”というアイテムがあります。このアイテムを装着するだけで圧倒的に点火しやすくなります。
点火スイッチが延長出来て、且つ純正ではスイッチを押し込まないと点火出来なかったところが、上から下へ軽く押すだけで点火出来ます。
繰り返し言いますが、このカスタムは必須と言っても良いほど劇的に点火しやすくなりますし、それほど価格が高いアイテムではないので是非、装着して頂くことを個人的には強くオススメします。
レギュレーターストーブを始めガス缶を使用したギアは数多くありますが、ガス缶には2種類あるのをご存知でしょうか?このレギュレーターストーブはCB缶を利用します。CB缶とOD缶のどちらのガス缶が対応しているのか必ず事前に確認してから購入しましょう。もしガス缶の種類がわからないという方はこちらの記事で紹介していますので是非参考にしてください。
強風に弱い
多くのコンロに多いのですが、着火周囲に風防がないので屋外使用の場合“風”による影響が出ます。このレギュレーターストーブは基本的にCB缶タイプの中でも高火力な物ですが、それでも風の影響は少なからず出ます。
そこで着火周りに風防を追加することで風からの影響を減少させることが出来ます。この風防はネットで購入することも出来ますし、100円ショップで販売されているクッキーを作る型で代用されている方も居られます。
著者も初めは100円ショップのクッキー型で代用していたのですが、微妙にサイズが異なっていたのが気になり結局ネットで購入し直しました。
気にならないという方は100円ショップでも良いと思いますし、サイズ感が気になる方はネットで専用の物を購入されると良いのかと思います。社外品も数多くあり「レビュレーターストーブ 風防」とネットショップで検索すると、値段と好きなデザインに合わせて選ぶことができると思います。
4本脚が熱くなる
レギュレーターストーブの構造的に4本脚であり、五徳は1本の鉄で繋がっています。この構造のおかげで収納時に手のひらサイズにコンパクトに収まっていると言っても過言ではありません。この結果、とある弱点が発生します。その弱点とは加熱使用後に4本脚が猛烈に熱くなるということです。かなりの熱を持つのでスチールテーブルなど熱に強いテーブル以外のコーティングがされているようなテーブル上での使用はしない方がいいです。
使用後にレギュレーターストーブを移動させようと思ったときに、たいてい五徳の脚を持って移動しようとするのですが、上記の通り猛烈に熱くなっており不意に触って火傷をしてしまいます。冷めてから持てば良いのですが、特にソロキャンプ時は小さいテーブル上で調理をしているために、移動させることも多くあります。
これを解決する方法が、シリコンチューブを装着させるというものです。ネットで比較的安価でも販売されていますし、径が合えばホームセンターなどで売られている物でも良いと思います。
このシリコンチューブは熱を遮ってくれるだけでなく、グリップ力が増すのでテーブル上で滑りにくくなります。不安定なテーブルの上でもしっかりと安定してくれます。ちなみにシリコンチューブを装着させる際は食器用洗剤を少し水で薄めて五徳脚に少し塗った状態でシリコンチューブをはめていくとスムーズに作業を行えます。いずれにしても、メリットが本当に多くてオススメのカスタムなのでやっていて損はないかと思います。
このレギュレーターストーブをソロキャンプで使用されている方は非常に多いと思います。グループキャンプに比べてサイトのレイアウトは快適にキャンプをする上で非常に重要です。ソロキャンプのレイアウトについて興味のある方はこちらの記事も参考にしてみてください。
番外編 五徳が少し不安定
最後に絶対ではないのですが、番外編としてちょっとオススメのカスタム?をお伝えします。レギュレーターストーブの五徳はスチールならではなのか、フライパンやホットサンドメーカーなど割とよく滑る傾向があります。
全く使用出来ない程ではありませんが、高原など斜面のキャンプサイトでは五徳の上に置いたフライパン等が滑っていく可能性もあります。テーブルで上手く平行を保つことが出来れば問題ありませんが、五徳の安定性を確保するために別の五徳があるとより一層安定して調理が行えると思います。
レギュレーターストーブのカスタムについて興味を持てた、また同じようなカスタムをしてみたいと思われた方はこちらのリンクを是非ご利用ください。レギュレーターストーブと検索すると上記のようなカスタムアイテムも検索することが出来ます。
まとめ
レギュレーターストーブの着火のしにくさについては、専用のアシストスイッチを追加することで劇的に使いやすくなります。
強風に弱い点については、風防を追加することで解決します。また寿命がどのくらいかわかりませんが100円ショップに売られているクッキー型で代用することも出来ます。
支えている4本脚が使用と共に熱くなることについてはシリコンチューブをはめることで幾分解決します。ちなみにシリコンチューブをはめるときは食器用洗剤を塗るとはめやすくなります。
番外編として、使用する鍋によっては五徳が不安定です。使用用途に合わせて別の五徳の使用をオススメします。
追加パーツによって、レギュレーターストーブが劇的に使用しやすくなりますので是非参考にして頂けたらと思います。