キャンプに行く方の中には“焚き火”が大好きな方は非常に多いと思います。焚き火を見ながらコーヒーやお酒などを楽しむ・焚き火をしながら周囲の景色を楽しむなど楽しみ方はたくさんあります。
おそらく初心者の方や焚き火でお湯を沸かす・調理などをしない方は、薪の種類について着目することは少ないと思いますし、そこまで考えなくとも焚き火十分に楽しめると思います。
しかし、キャンプが好きな人の中には焚き火をする際の薪の種類にもこだわって焚き火を楽しまれている方もいます。
そしてこの記事を読まれている方はおそらく、薪の種類にまで気を掛けてみたいという人方や、「焚き火は好きだけど、なかなか火付けが出来ずに着火剤やバーナーを使用せざるを得ない」といった方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、元々私もその1人でした!
麻紐・フェザースティック・ファイヤースターターなどを用意して焚き付けをするのですが、なかなか上手くいかず時間だけが経ってしまい気がつけば辺りは暗くなっているので仕方なく着火剤やバーナーを使用する…なんとも悔しい気持ちになります…
もしかすると焚き付けに向いていない薪やを使用していたり、焚き付けに向いていないサイズの薪を使用している可能性があります。
薪の選び方や薪のサイズを変えるだけで上手くいくかもしれませんので是非、この記事を通じて次回の焚き火・キャンプに活かしてもらいたいなと思います。
この記事を読むと
□ 薪の種類について知ることが出来る
□ 焚き火に向いている薪を知ることが出来る
□ 薪ストーブに向いている薪を知ることが出来る
□ 調理に向いている薪を知ることが出来る
□ 薪の割り方・ギアについて知ることが出来る
この記事は約3分で読めます
コンテンツ
薪の種類
薪の種類には大きく分けて2種類に分類できます。
広葉樹と針葉樹に分けられます。この2種類は同じ木でも焚き火をする上で大きく特徴が異なるので、是非キャンプやバーベキューで焚き火をする際に使い分けをしてみましょう。
広葉樹:クヌギ・ナラ・サクラ・ケヤキなど
見た目の特徴としては、葉っぱの形が丸く、表面が硬い木です。
針葉樹と比べると同じ大きさでも多少重たく、油分が少ないという特徴があります。
「ざっくりとしたイメージは固くて重たい木」
針葉樹:ヒノキ・マツ・スギなど
見た目の特徴としては、葉っぱがトゲトゲしており、表面は柔らかい木です。広葉樹と比べて同じ大きさでも多少軽く、油分が多いという特徴があります。
「ざっくりとしたイメージは柔らかくて軽い木」
焚き火に向いている薪
針葉樹が焚き火の焚き付けに向いています。広葉樹よりも油分を含んでおり火の回りが早いという特徴があるので焚き付けには針葉樹が使用しやすいと思います。
しかし、燃焼時間が短いために焚き付け以外の焚き火にはあまり向いていないという特徴もあります。可燃時間を長くしたい場合には、ある程度火が落ち着いた状態で広葉樹を投入するのも一つの方法です。
ただ、いちいち針葉樹と広葉樹の両方を購入して持っていくことはほとんどないと思いますので、基本的にはどちらか一方で良いと思います。
慣れてくると事前に細くフェザースティックにしておけば、広葉樹でも焚き付けは十分可能ですので、焚き火にも慣れてきて更に面倒を楽しみたい方は是非参考にしてみてください。
広葉樹は燃焼時間が長いというメリットがありますが、一方で焚き火は寝る前には必ず消火しないといけません。寝る前に燃焼時間の長い広葉樹を入れると消えるまで待ち続ける必要があります。
そういった意味では針葉樹で焚き火を続けて時間をこまめに調整するのが良いこともあります。
薪ストーブに向いている薪
焚き付けの方法に関しては、上記の通りで針葉樹から行うのが望ましいかと思います。焚き火と異なり薪ストーブは専用のテント内で使用することが多いと思います。
したがって、消火をひたすら待つことは少ないと思いますので薪の投入回数を減らす為、火が安定したら可燃時間の長い広葉樹を使用することが適していると言えます。
調理に向いている薪
焚き付け:油分を多く含んでいるので針葉樹が向いています。逆に燃焼時間が短いので何度も薪を投入しないといけません。
火力調整:広葉樹の方が火は安定しやすいので火力調整は広葉樹が適しています。薪の積み方次第で火の高さも変わるので絶対に広葉樹という訳でもないです。
可燃時間:広葉樹が向いています。薪の投入回数を減らしたときは広葉樹が適しています。
薪の割り方・ギア
冒頭にも述べましたが焚き付けを失敗する理由の一つに薪のサイズが合っていないことがあります。
購入時、薪はほとんどの場合大きいサイズで売られています。そのままでも全く使用できない訳ではありませんが、焚き付けに関しては、なかなか火が付きません。
のこぎり・斧・(バトニング)ナイフを使用して、ご自身で薪を使用するのに適したサイズに割る必要があります。
のこぎり:薪の長さを調整
斧:薪の太さを調整
バトニングナイフ:薪の太さを調整・フェザースティックを作成
一人で薪にこだわり、バトニングやフェザースティックを作って遊べるのもソロキャンプならではかもしれません。ソロキャンプの楽しみ方について紹介している記事もありますので、まだそちらを読まれていない方で是非参考にしてみてください。
焚き付けを行う際は出来るだけ薪を細くしておきましょう。フェザースティックといって薪の先を薄くすることで火の回りをよくすると火が安定しやすくなります。また一気に沢山の薪を使用するより少ない本数から行う方が結果的に火は安定しやすいです。
したがって、焚き火を行うときは
細い→太り
少ない→多く
という順に行うとスムーズに焚き付けが出来ます。
まとめ
焚き火や薪ストーブに必要な“薪”について種類や特徴を紹介しました。焚き火は好きだけど、火おこし・焚き付けが上手くいかないといった方や、焚き火で調理が上手くできないといった方など少しでも参考になればうれしいです。
もちろんこれらが出来ないとキャンプが出来ないといったことはありませんが、技術・知識として習得しておくと「キャンパーになったな~」という気持ちの上でレベルアップした気になれます。
またフェザースティックを作ったり、薪の積み方での火の大きさを調整したり焚き火の中でもいくつかテクニックがあるので、新たな楽しみ方も出来ると思います。楽しいキャンプライフをお過ごしください。
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