仕事を頑張ることは大切です。収入を得ることも、社会の中で役割を持つことも、自分の成長を感じることも、人生において大きな意味があります。でも自分自信アラフォーになり、強く思うようになりました。仕事だけ整えても、人は整わない。
むしろ、仕事だけに自分の価値を寄せすぎると、気づかないうちに生活全体が少しずつ崩れていくことがあると思っています。これは、作業療法士として多くの人の生活を見てきた中でも感じてきたことですし、私自身が転職を経験する中でも実感したことです。
私はこれまで、仕事、転職、睡眠、朝活、趣味、家族との時間などについて記事を書いてきました。一見すると、テーマがバラバラに見えるかもしれませんが、気がつけば私の中では全部つながっていたように感じています。睡眠は日々の暮らしを支える土台。仕事は生活を支える大切な役割。家族や家庭は安心して戻れる場所。趣味は自分の生活をより豊かにしてくれる時間。どれか一つだけではなく、生活全体で人は整うのだと思っています。
この記事では、私がなぜ「ほどほどが一番」と考えるようになったのか。そして、なぜ仕事だけではなく、睡眠・家族・趣味まで含めて暮らしを整えることが大切なのかを書いていきます。
この記事でわかること
- なぜ仕事だけ整えても人は苦しくなるのか
- 転職後に私が感じたしんどさ
- 睡眠や朝活がメンタルを支えてくれた理由
- 趣味や無心になる時間の大切さ
- 家族や家庭が人生の土台になる理由
- 作業療法士の私が「ほどほど」を大切にする理由
こんな人におすすめ

この記事の考え方は、こんな人におすすめです。
- 転職後、思ったよりしんどさを感じている人
- 仕事だけの毎日になっている人
- 休日も仕事のことを考えてしまう人
- 睡眠が乱れている人
- 趣味を楽しむ余裕がなくなっている人
- 家族との時間を大切にしたい人
- 頑張りたいけれど、少し疲れている人
- 自分にとっての「ちょうどいい暮らし」を探している人
特に、アラフォー世代は仕事でも家庭でも役割が増えやすい時期です。若い頃のように勢いだけで乗り切るのが難しくなる一方で、まだまだ挑戦したい気持ちもある。だからこそ、無理をしすぎず、でも諦めすぎず、自分なりの整え方を持つことが大切なのだと思います。
仕事だけが人生ではない

仕事は大切です。これは間違いありません。生活費を稼ぐためにも必要ですし、社会とのつながりを持つためにも仕事は大きな役割を持っています。仕事を通じて誰かの役に立てたり、自分の成長を感じられたりすることもあります。私自身も、仕事にやりがいを感じています。作業療法士として働く中で、患者さんや利用者さんの生活が少しでも良い方向に向かった時には、やはり嬉しいものです。
ただ一方で、仕事だけに自分の価値を置きすぎると、とても危ういとも感じています。仕事がうまくいっている時はいいのです。でも、転職した時や環境が変わった時、評価されない時や思うように動けない時など、周りと比較してしまう時。
仕事だけが自分の中心になっていると、仕事でつまずいた時に生活全体が揺らいでしまいます。私自身、転職後にそれを強く感じました。
転職後、かなり崩れた経験

私は転職を2度経験しています。転職そのものは、自分で選んだことです。新しい環境で学びたいこともありましたし、今後の自分の働き方や人生を考えた上で必要な選択だったと思っています。
ただ、実際に環境が変わると、想像以上にしんどさがありました。特に大きかったのが、コンテキストスキルのリセットです。前の職場では、何となく空気でわかっていたことがあります。
たとえば
誰に何を聞けばいいのか。
この場面ではどう動けばいいのか。
この言い回しなら伝わるのか。
どこまで自分で判断して、どこから相談すればいいのか。
こういうものは、長く同じ環境にいると自然と身についています。でも、転職するとそれが一度リセットされます。知識や資格がなくなるわけではありません。経験が消えるわけでもありません。それでも、新しい職場では「その場の文脈」がわからない。これが思っていた以上に疲れました。
このコンテキストスキルのリセットに纏わる情報については別記事でまとめておりますので、もしも転職をしよう・転職をして同じような感覚に陥ったことがある方は是非こちらの記事も参考にしてもらいたいです。
前なら何気なくできていたことに、いちいち頭を使う。自分の立ち位置がわからない。周囲の人の動きや会話の意味を読み取るだけでも疲れる。その結果、仕事が終わる頃にはかなり消耗していました。
今振り返ると、少し悲観的な思考にもなっていたように思います。お酒の量も、なんとなく増えていた気がします。「このままで大丈夫かな」「自分は合っていないのかな」「前の方が良かったのかな」「この年齢で転職してよかったのかな」そんなことを考える時間が増えていました。
時間が解決してくれることもある
正直なところ、転職後のしんどさには、時間が解決してくれる部分もあると思っています。どれだけ前向きに考えても、新しい環境には慣れが必要です。人間関係も、業務の流れも、職場の文化も、すぐには身体に馴染みません。これは気合いだけでどうにかなるものではないと思います。
もちろん、努力は必要です。学ぶ姿勢も大切です。周囲に聞くことも大切です。でも、どれだけ頑張っても、時間が必要なものはあります。
だから私は、転職後のしんどさに対して「すぐに解決しよう」としすぎない方がいいと思っています。ただし、その時間が過ぎるまでの間に、自分を支えるものが必要です。何もせずにただ耐えるだけでは、生活が崩れてしまうことがあります。私にとって、その支えになったのが、睡眠であり、朝活であり、趣味であり、家族との時間でした。
睡眠は暮らしの土台になる
しんどい時ほど、睡眠は大切です。これは当たり前のようで、実際にはかなり難しいことでもあります。気持ちが落ちている時。仕事のことを考えすぎている時。新しい環境に適応しようとしている時。
そういう時は、寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めたり、朝起きても疲れが残ったりします。でも、睡眠が乱れると、さらに思考が悲観的になります。同じ出来事でも、睡眠が取れている時と寝不足の時では、受け止め方が変わります。普段なら流せる一言が気になる。少しの失敗を大きく感じる。明日のことを考えて不安になる。仕事以外のことを楽しむ余裕がなくなる。
だからこそ、私は意識的に睡眠を整える必要がありました。完璧な睡眠ではなくていい。毎日理想通りに寝られなくてもいい。それでも、なるべく同じ時間に寝る。夜のスマホ時間を少し減らす。朝起きる時間を大きく崩さない。寝る前に仕事のことを考えすぎない。こういう小さな工夫が、自分を支えてくれました。
睡眠についても別記事でまとめております。コスパよく睡眠環境を整える方法についても紹介しておりますので「これ今の自分のことかも」と感じておられる方は是非こちらの記事も参考にしてもらえたらと思います。
合わせて読みたい
睡眠は、派手な改善ではありません。でも、生活を整える上で最も大切な土台の一つだと思っています。
朝活は「自分が前に進んでいる感覚」

私にとって、朝活も大きな支えだったように感じます。朝に少し早く起きて、自分のための時間を持つ。ブログを書く。勉強する。本を読む。軽く身体を動かす。掃除をする。静かな時間を過ごす。
それだけでも、「自分は少しずつ前に進んでいる」「もしくは停滞していない」という感覚がありました。転職後は、どうしても仕事で評価されるまでに時間が掛かります。慣れない環境では、できないことも増えます。うまくいかないことも増えます。そんな時に、仕事だけで自分の成長を測ろうとすると、かなり苦しくなります。
でも朝活は、自分でコントロールできるのが良いポイント。たとえ仕事でうまくいかない日があっても、朝に少しだけブログを書けた・少しだけ勉強できた・少しだけ身体を整えられた。それだけで、自分の中に小さな達成感が残ります。この小さな達成感は、意外と大きいです。人は、大きな成功だけで支えられているわけではありません。むしろ、日々の小さな「できた」によって、少しずつ自分を保っているのだと思います。
趣味は逃げではなく、自分を戻す時間
しんどい時に、私を本当に支えてくれたものの一つが趣味でした。趣味というのは20代の頃とアラフォー時期では意味合いが凄く異なる気がしています。20代は暇を潰しひたすらに楽しむもの。アラフォーでは暇を無理やりにでも作って、日常から一時的に解き放たれるもの。そんな印象があります。
私の場合は、特に釣りとキャンプです。釣りに行っても、釣れないことはよくあります。むしろ、釣れない日の方が多いのが本音です。でも、それでも水辺に立って、ただルアーを投げる。何も考えずに、目の前の水面を見る。風を感じる。朝の空気を吸う。それだけで、頭の中が少し静かになります。
キャンプも同じです。無心でテントの設営をし、意味もなく焚き火をしながら大好きなお酒を嗜む。雨が降ったり季節によっては暑かったり・寒かったり。それでも自然の中に身を置くことで、日頃の仕事やムシャクシャしたことを忘れることができます。
「無心になる時間」です。この無心になる時間が、当時の私には本当に必要でした。趣味というと、余裕がある人が楽しむもののように思われるかもしれません。でも私は、趣味は単なる娯楽ではなく、生活を支える大切な要素だと思っています。仕事とは違う場所。家庭とは違う役割。評価されなくてもいい時間。結果が出なくても、自分に戻れる時間。
そういう時間があることで、人は少しずつ回復すると思っています。20代のうちから何かに没頭できる趣味を見つけておくということは重要かもしれませんね。もちろん、現在アラフォーでこれといった趣味がないという方もこれから好きなことを見つければ問題ないと思っています。そんな方にオススメで気軽に始められるのが「サウナ」だと思います。
サウナはこれといった初期投資は必要ありませんし、サウナに入って整っている最中は上記のように無心になれます。終わってみれば体が整い、また頑張ろうと思えてくる不思議な趣味です。行ったことがないよというような方は是非今週末に行かれてみてはいかがでしょうか?
家族と家は、私にとって最高の休息場
今の私にとって、生活の土台になっているのは家族であり、家庭であり、家です。仕事で疲れて帰っても、家に帰ると少し力が抜けます。子どもの声がする。妻と何気ない会話をする。いつもの空間でご飯を食べる。お風呂に入る。布団で眠る。
こういう日常は、当たり前のようで当たり前ではないと感じています。家族との時間は、今しかありません。子どもが小さい時期も、ずっと続くわけではありません。仕事に追われていると、つい後回しになってしまうことがあります。
でも、家族との時間は、人生の土台です。ここが崩れると、どれだけ仕事がうまくいっても、どこか満たされない気がします。そして後から公開してもこの時間が戻ってくることはありません。逆に、家が安心できる場所であること。家族との時間があること。戻れる場所があること。それだけで、人は外で頑張れるのだと思います。
趣味・仕事・暮らしは、それぞれ違う役割を持っている
私は個人的に、生活の中にある要素をこんなイメージで捉えています。
|
要素 |
私の中でのイメージ |
支えてくれるもの |
|
趣味 |
ワクワクや楽しさ |
生活を豊かにする時間 |
|
仕事 |
役割や達成感 |
社会とのつながり |
|
日々の暮らし |
安心やぬくもり |
自分を休ませる土台 |
|
睡眠 |
回復と整理 |
心身のコンディション |
|
朝活 |
小さな成長実感 |
自分を前に進める感覚 |
趣味には、ワクワクする感覚があります。仕事には、達成感や役割があります。暮らしには、安心感やぬくもりがあります。どれか一つだけでは足りません。仕事だけでは、疲れてしまう。趣味だけでは、生活は成り立たない。家族との時間だけでも、社会とのつながりが不足することもある。睡眠が崩れれば、全部がうまく回らなくなる。だからこそ、生活全体で整える必要があるのだと思います。
デメリットとメリット

「ほどほど」を大切にする生き方には、もちろんデメリットもあります。
デメリット
一つ目は、すぐに大きな成果が出るわけではないことです。全力で仕事に振り切れば、短期的には成果が出やすいかもしれません。毎日遅くまで働く。休日も仕事の勉強をする。趣味や休息を削る。そうすれば、早く結果が出る場面もあります。
でも、それが長く続くかは別です。二つ目は、周りと比べると焦ることです。SNSを見ていると、すごい人がたくさんいます。仕事で成功している人。副業で成果を出している人。毎日勉強している人。趣味も家庭も完璧に見える人。そういう人を見ると、「自分はもっと頑張らないと」と思うことがあります。ほどほどを選ぶことは、時に焦りとの付き合いでもあります。
メリット
一方で、メリットも大きいです。一つ目は、続けやすいことです。人生は短距離走ではありません。仕事も、家族も、健康も、趣味も、長く付き合っていくものです。一時的に頑張ることはできても、ずっと全力では続きません。ほどほどに整えることで、長く続けやすくなります。
二つ目は、自分を見失いにくいことです。仕事だけに偏ると、仕事がうまくいかない時に自分全体が否定されたように感じます。でも、家族との時間がある。趣味がある。朝活がある。睡眠を整える習慣がある。そういう複数の支えがあると、一つが崩れても全部は崩れにくくなります。
三つ目は、人生の変化に対応しやすくなることです。人生のフェーズによって、大切なものは変わります。若い頃と、子育て中と、アラフォーになってからでは、優先順位も違います。その時々で、自分にとってのちょうどいい形を探せること。これが「ほどほど」の大きな強さだと思います。
作業療法士として思う「その人にとってのちょうどいい」
作業療法士という仕事は、単に身体の機能だけを見る仕事ではありません。その人がどんな生活をしているのか。どんな役割を持っているのか。何を大切にしているのか。どんな暮らしに戻りたいのか。そういう生活全体を見る仕事です。だからこそ私は、「全員にとっての一番」は存在しないと思っています。
ある人にとっては、仕事を頑張ることが大切かもしれません。
ある人にとっては、家族との時間が一番大切かもしれません。
ある人にとっては、まず眠ることが最優先かもしれません。
ある人にとっては、趣味を取り戻すことが回復の一歩かもしれません。
しかも、その人にとっての一番も、人生のフェーズによって変わります。
20代の頃の正解。
30代の頃の正解。
子育て中の正解。
転職直後の正解。
体調を崩した時の正解。
全部同じではありません。だからこそ、変化を恐れず、その時の自分にとっての「ちょうどいい」を探していくことが大切なのだと思います。
ほどほどが一番。賢く言えば、足るを知る
私は最近、「ほどほどが一番」だと思うようになりました。賢く言えば、「足るを知る」という感覚に近いのかもしれません。これは、何も頑張らないという意味ではありません。
むしろ私は、今でも挑戦したいことがあります。仕事も頑張りたい。ブログも続けたい。朝活もしたい。家族との時間も大切にしたい。趣味も楽しみたい。でも、全部を全力でやろうとすると壊れます。
だからこそ、今の自分にとってのちょうどいい量を探す。
今日は仕事を頑張る日。
今日は早く寝る日。
今日は家族との時間を優先する日。
今日は釣れなくても釣りに行く日。
今日はサウナで無心になる日。
そんなふうに、生活全体でバランスを取っていく。それが、私にとっての「ほどほど」です。この記事は、ブログ全体の考え方に近い内容です。もし「生活を整える」というテーマに興味があれば、睡眠、朝活、転職、趣味に関する記事も合わせて読んでもらえると嬉しいです。
合わせて読みたい
暮らしや仕事、趣味や睡眠といった生活の中を「ちょうどいい」に整えるをモットーに作業療法士視点で記事を作成しております。是非とも生活の参考に少しでもしていただけたら幸いです。
まとめ
仕事は大切です。でも、仕事だけが人生ではありません。睡眠があり、家族との時間があり、趣味があり、日々の暮らしがあります。それらが全部つながって、自分の生活になります。
転職後、私は一度かなりしんどい時期を経験しました。コンテキストスキルがリセットされ、仕事に慣れず、悲観的になり、お酒の量も少し増えていたように思います。
でも、その時期を支えてくれたのは、睡眠であり、朝活であり、釣れない釣りであり、サウナで無心になる時間であり、家族がいる家でした。人は、仕事だけでは整いません。生活全体で整っていくものだと思います。全員にとっての一番なんてものは存在しません。
そして、その人にとっての一番も、人生のフェーズによって変わります。だからこそ、変化を恐れず、今の自分に合った「ちょうどいい」を探していきたい。ほどほどが一番。私はこれからも、仕事から趣味まで、日々の暮らしをちょうどよく整えていきたいと思います。



