自動車を購入する際に比較的長い付き合いになることが多いので本当に迷ってしまいますよね。その時の生活背景(家族構成)や趣味や仕事など様々な要因を踏まえた上で検討する必要があります。
特にアウトドアで使用する車の場合は荷物や人を乗せる上で、いくつかのポイントを抑えて購入を検討する必要があります。著者自身もいくつかの自動車をアウトドアで使用してきて、デメリット・メリットを感じてきました。
この記事ではアウトドアで使用する際のオススメの車のポイントについて著者の経験をもとに個人的な感想を踏まえてお伝えします。アウトドアといっても内容によって選ぶ自動車は異なると思いますので、この記事では「キャンプ」と「釣り」に絞ってお伝えします。オススメの車種についても紹介しておりますので、是非最後まで参考にしてみてください。
この記事でわかること
- アウトドアに必要な自動車の機能について知れる
- 釣りに向いている自動車の機能が知れる
- キャンプに向いている自動車の機能が知れる
- オススメの車種がわかる
コンテンツ
アウトドアに必要な自動車に求める機能とは
アウトドア全般に共通して自動車に求める機能は以下の5点を検討する必要があります。
- サイズ(乗車人数含む)
- 車高や車幅
- 形・カラー等のデザイン
- AC電源
- 【番外編】 四輪駆動(4WD)
サイズ(乗車人数含む)
これまでに釣りやキャンプをはじめとして様々な趣味を通して得られた経験として、自動車はなんと言っても“積載量”が非常に重要です。
どんな趣味に関してもアウトドア系の趣味は荷物が多くなる傾向にありますので、前提として積載量が多い自動車というのは必要と考えております。
例えば、大きい車といってもセダン系の車だと積載量が非常に少ない傾向にあるので、アウトドアにはあまり向かないと考えられます。アウトドアシーンで使用する前提となると最近では軽自動車の方が積載量は多いこともあるので、軽自動車に軍配が上がることになります。
複数人で現地に向かうというような場合には、当然人数分の荷物が増えることで、より一層積載物が増え、更には乗車する人の数も増えるので大きい車が必要となります。
「これからアウトドアに打ち込むぞ!」というような熱い思いのある方に関しては、自動車は大きければ大きいほど良いという考え方でよいかもしれません。ご家族が増えて、お子様も一緒に家族でキャンプに行こうと考えられている場合は更に人や荷物が大量になるので“デカい”が絶対的に正義になりますので積載量については慎重に検討する必要があります。
車高や車幅
アウトドアにおいては車高や車幅といったことも念頭においておく必要があります。アウトドアを楽しむ場合には、山や川・海や湖など都会等の街中から離れて行く傾向があります。すると、当然舗装された道路ばかりではなく、水溜りがあったりでこぼこ道であったり、林道等の細い道であったりとさまざまな環境にで向くことになります。
そういった場合に、車高が低い・ローダウンしているような自動車で向かうとバンパー部分が擦ってしまったり、車幅が広いと木々に擦れてしまうこともありせっかくアウトドアを楽しみに行っているのに、自動車修理が必要になることもありアウトドアどころでは無くなってしまいます。
実際のところ、車幅に関しては積載量を重視すると、広くなる傾向にあるのでなかなか狭くすることは難しいかもしれません。「車高」に関しては出来れば高めの自動車を選ばれることをオススメします。
形・カラー等のデザイン
アウトドアを中心に自動車を使用する場合には、やはり“アウトドアらしい見た目”は重要だと思います。わかりやすい例で言うとSUVのような形の自動車やミニバン等の自動車は自然の中にも溶け込みやすい見た目で、非常にアウトドアらしいと言えます。この後の番外編でも紹介しますが、4WDの自動車は特にアウトドアシーンで使用するための機能とも言えます。4WD機能が搭載されているといかにもアウトドア仕様な自動車が多いです。
機能性では変わりませんが、最近ではカラーに関してもアウトドアらしいカラーが次々と登場してきています。自然の中に溶け込むカラーはアウトドアを楽しむ上で満足感を満たしてくれることだってあります。いずれにしてもご自身が長く気持ちよく乗れる形・カラーの自動車を選ぶ必要があると思います。
AC電源
アウトドア向けな自動車の場合、後方部等にAC電源が設置されていることがあります。この機能は毎回のアウトドアで使用することはありませんが、時としてあると便利なことがあります。
釣りでゴムボートを使用される際や、キャンプでエアマットに空気を入れる際など電動ポンプを使用する・スマホの充電をするといった場面などにあると役立つことがあります。
ただし、使用時にエンジンを掛ける必要があったり最近では携帯性のある電動エアポンプ等が格安で販売されていることもあり、実際にAC電源付きの自動車に度々乗ってきましたが、個人的にはさほど使用していません。あれば便利といった程度ですので購入時の参考にしてもらえると良いかと思います。
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【番外編】 四輪駆動(4WD)
4WDとは四輪駆動を意味しており、アクセルを踏むことで4輪全ての車輪が動く機能のことを言います。この機能があることでデコボコしているような舗装されていない道路や雪山のようなスリップ・タイヤがとられるといった状況を回避しやすくなります。
アウトドアと言っても最近は舗装された道であることも多いのでなかなか使用する機会は少ないのですが、スノーボードの雪山や渓流関連のアウトドアで河川を求める等のアウトドアの場合には、時にこの4WDが活躍する機会もあります。キャンプ場でも基本的に山を開拓して作ったキャンプ場はサイトまでデコボコであったり、かなりの高低差がある細い道をゆっくり走行する必要がありこの4WDが活躍するということがありました。必須ではないかもしれませんが、アウトドアの内容や出向く場所によってはこの機能を検討する必要があるかもしれません。
“釣り”に向いている自動車
これまではアウトドア全般に言える一般的な機能について紹介してきました。ここからは「釣り」に特化して、かなり具体的なあると嬉しい機能についても紹介していきます。「釣り」に関しては、重要な機能を4つ紹介していきます。
長さ:
まず釣竿(ロッド)を最低限積む必要があります。海釣りになると多くの場合かなりの長さがあり、2ピースといって2つに収納出来るタイプのロッドが非常に多い傾向になるので比較的自動車には積むことは用意になります。
しかし、バスロッドなどは1ピースといって折りたたむことが出来ないロッドが大半なので、ロッド分の長さが自動車に求められます。軽自動車などは軽バン等の車種をのぞいて長さが足りないこともあります。どうしても詰めない場合には助手席の窓を開けないと積むことが難しいこともありますので、バス釣りなど長尺の竿やロッドを積まれる際には車種の長さは慎重に選ぶ必要があります。
バックドアのライトや形:
釣りは時としてあえて夜間に出向くこともあります。日中よりも魚の活性が高い・時合いを狙って夜間や朝まずめ・夕まずめを狙う際に自動車で仕掛けやリグを調整することも多いと思います。
そこで便利なのがバックドアにライトが付いていることです。おそらく大半の車種にはライトが付いていると思いますが事前に確認しておくと良いかもしれません。真っ暗の夜では釣具を触るには少し光量が少ないこともあるので、ヘッドライトやランタン等別の方法で光量を補う必要があるかもしれないので、場合によってはさほど気にする必要はないかもしれません。
仕掛けやリグの調整をしている際に雨が降っていたり、急に雨が降ってくるなど天候の変化もよくあると思います。そんな時にバックドアが扉のように横方向に開くタイプではなく、空に向かって上方向に開いてくれるタイプだと一時的に雨を凌ぐことが出来ます。その上で仕掛けやリグの調整が出来るので、釣りをされる場合には非常に便利なので釣りをされる場合には是非バックドアの形にも気をつけてみてもらいたいです。
積載量:
軽く短時間の釣りに行く程度であればさほど気にする必要はありませんが、釣りと言ってもボートや船、磯釣りなど少し大掛かりになると荷物が多くなる傾向があります。
例えばボートでの釣りになると、釣竿の本数が増えたり、バッカン(釣具を入れるケース)が大きくなったり、魚探・着替え・レインウェアといった釣りをサポートする荷物、クーラーボックスなどの荷物が増えます。どうしてもボートや船で沖に出てしまうと簡単には岸に戻りにくいので必要最低限の荷物を事前に準備する必要があるので荷物が増える傾向にあります。
それらの荷物を車に積むと思いの外たくさんの荷物になるので、釣りをされる際には釣りの規模に合わせて積載量要するに車のサイズにも気をつけてもらうことをオススメします。
防水性:
この機能は絶対という訳ではありませんが、シートが防水性であると雨の日の釣りが快適になります。雨が降っているとレインウェアを着用することになりますが、その中釣り場を移動しようとするとその度にレインウェアを脱いで、釣り場に着くとレインウェアを着るという動作を毎回することになります。シートに防水性があるとレインウェアのまま乗車することが可能となるので非常にスムーズに釣りを楽しむことが出来ます。
ただし、レインウェア用に元々のシートに装着するタイプの防水シートも販売されていますし、釣りの日が毎回雨とは限らないのでこの機能は絶対という訳ではありません。たまたま選んだ自動車が防水シートタイプであると尚良しといったところです。
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“キャンプ”に向いている自動車
ここからはキャンプに必要な機能を3つ紹介します。
積載量
キャンプは持ち運びの荷物が最も多いと言っても過言ではない趣味の一つです。ソロキャンプであれば比較的軽量で済むのですが、ファミリーキャンプをはじめとする複数人でのキャンプはテント自体のサイズが大きくなったりクーラーボックスのサイズが大きくなったりとほとんどの物が大きくなり持っていく荷物が多くなります。キャンプは言わば「衣・食・住」の全てを持ち運ぶわけですから荷物が多くなるのは当然ですね。
キャンプを本格的にする上では、自動車の積載量・大きさは本当に重要でありこればかりは「大は小を兼ねる」です。またこれらの荷物の積み降ろしがスムーズに出来る自動車が非常にオススメです。、何にしても積載量は必ず意識してもらいたいと思います。
見た目
キャンプにおいて見た目は自動車の機能の一部と言っても過言ではないと思っています。キャンプでは多くの場合オートキャンプ場というキャンプサイトの隣に自動車を横付け出来るところが多くあります。そもそもキャンプというのは自然の中に身を置き、遊びや食事を自然の中で楽しむという趣味です。その為に景色の良い場所を優先されるキャンパーも多い傾向があります。
その上でキャンプサイトの隣に付ける自動車も景色の一部となってしまう為にキャンプにおいて見た目はある意味、重要な機能の一つとも言えます。最近では自然に溶け込むようなキャンプ向けなカラーの自動車も各自動車メーカーから販売されるほどです。いくつものアウトドア仕様のオプションもある時代になってきているので、自動車もキャンプにおいては重要なギアの一つとも言われるようになってきました。
広さ・フラットに出来る
積載量とやや近い機能の一つですが、荷物を積む為の広さではなくキャンプは人によって・場合によっては車中泊を選択することもあります。そもそもキャンプにおいて食事などは屋外で楽しみ寝るのはテントは張らずに車というようなスタイルで楽しまれる方も多くおられます。
テントを張るのはいくら簡単なテントと言えども一定の労力・時間を要します。キャンプに慣れてくると自然の中で過ごす時間を優先する為にテントの設営時間も短縮される方がおられる印象を受けます。車中泊も検討される方はフラットに出来る車種なのか、何人寝れるようにするのかなどそれなりの広さが必要になるので予め確認が必要です。
オススメの自動車
ここまで「釣り」と「キャンプ」における自動車の必要な機能についていくつか紹介してきました。では具体的にどのような自動車がオススメか紹介しておきます。
SUV
- トヨタ ランドクルーザー(バックドアの向きには注意)
- トヨタ RAVE4
- トヨタ ハリアー
- スバル フォレスター
バン(ミニバン)
- トヨタ ハイエース
- 日産 キャラバン
- 三菱 デリカD5
- ホンダ ステップワゴン
ご自身に合うスタイルや車種を見つける為にこのようなサービスなどもあるので是非参考にしてみてください。また釣り・キャンプといった趣味がいつまで続くかわからない場合には自動車を購入するよりも失敗のリスクが低くなるので、検討の余地は十分にあると思います。
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まとめ
この記事ではアウトドアで使用する際の自動車に求める機能についてお伝えしてきました。アウトドアと一言で言っても求める機能は様々ですので著者が経験のある「キャンプ」と「釣り」に絞って紹介してきました。
アウトドア全般に共通している機能として①サイズ(乗車人数含む)②形③車高や車幅④四輪駆動(4WD)という機能があります。
オススメの自動車としてSUVとバンに分けていくつか紹介しましたが、もちろんその他のメーカーでも上記の機能性さえあれば良いと思います。見た目や形などお好きな車種やメーカーがあると思いますので、最終的にはご自身で実際に見たり聞いたりして、ご自身のアウトドアスタイルに合う車種を見つけてもらいたいと思います。