釣りというのは生き物が相手の趣味・スポーツ・アウトドアです。何をしても釣れる日もあれば、何をしても釣れないという日があっても全然おかしくありません。
しかし、釣れない時間帯・日ほどツラいことはありません。しかも、一緒に釣りに行っている仲間の中で自分だけ釣れていない状況にでもなれば、焦りからいろんなことが上手くいかず「もう、全くわからん!」とストレスが溜まることも度々です。
釣果は技術ももちろんですが、運も必要な趣味です。そしてメンタルをいかにして保てるかという遊びでもあります。
この記事では釣れない日に準備しておくべきメソッド・意識する事をお伝えしたいと思います。是非釣果が伸び悩んでいる方の参考になればと思います。
この記事を読むと
- 釣れないときの思考パターンがわかる
- 釣れないときに準備する物が参考になる
- 釣れない時のメンタル維持が出来る
コンテンツ
釣れない時のために準備しておくべきこと
①釣れないときに「なぜ釣れない?」かを考える
②釣れないときの最終兵器を持つ
普段この2つを意識して、準備しています。①は釣れないときの思考過程の話をします。②は釣れないときの思考過程を踏まえた上で、それを打破するための最終兵器を用意して実践している方法についてお話します。そもそもここ数年の琵琶湖は非常に釣れにくくなっている印象を受けます。
個人的に思う今の琵琶湖を解説していますので是非こちらも参考にしてみてください。
釣れないときの思考
釣りをしていて魚が釣れない日は度々あります。なんなら全体を通して釣れない日の方が圧倒的に多いシーズンもあります。
釣りに出掛けるまでは「こういうシチュエーションで○○をして釣ろう」とか「こういう場所で○○を使おう」など良いイメージでワクワクしながら釣りに出掛けると思います。
釣れるイメージだけをイメトレして出掛けて、いざ釣りを開始すると釣れないときの対応に困ることがあります。
釣れないことを想定して釣りに出掛ける人は少ないかもしれませんが、上手くその日の琵琶湖や湖にアジャスト出来る人は必ずと言って良いほど“釣れない時の準備”をしています。
釣れるイメージだけをしていると、いざ釣れない状況に出くわすと「どうやったら釣れる?」という思考になりがちです。釣れるための情報をかき集めての釣果が“釣れない”となっているにも関わらず、更にひたすら釣れる為の情報を集めようとします。
すると頭の中での釣れる条件・ロジカルがめちゃくちゃなものとなり仮に1本釣れたとしても、どの要素が良かったのかがわからず次の1本に繋がりにくくなってしまいます。
では、釣れない時ほどどのように考えるべきか?
それはどうやったら釣れる?ではなく、“なぜ釣れないのか?”を考えることです。
それまで釣れる為の情報を集めた結果、釣れないのであればおそらく何かが間違えている可能性があります。自分の釣りの間違いを探すことの方が効率が良いことはお分かりだと思います。
例えば、狙っている場所が悪いのか、狙っているレンジ(棚)が違うのか、魚の目線が違うのか、ベイトが違うのか、そもそも釣り方が違うのか…例を挙げ出すとキリがないほどです。
このようなシチュエーションに応じて釣り場で上手くアジャスト出来れば良いのですが、やはりプロではないので、その場で冷静に考えるのは非常に難しいものです。ですので意識的に常にこの“なぜ釣れないのか?”という意識を持つことが非常に重要です。
釣れない時の最終兵器を持つ
先程は釣れないときの思考パターンについて紹介しました。次は釣れないときの為に準備しておくべきことについて紹介します。
結論から申し上げると“釣れないときにすることを事前に作っておく”ということです。
具体的にお伝えすると、著者の場合は基本的には地形変化やウィードアウトサイドといったエリアのスポットに対してワーミングで狙って釣る感じが非常に好きです。しかし、この釣りではパターンやエリアを間違えると、ことごとく釣れず簡単にボウズになる日もあります。
そういった釣れない場合には、思い切って対極にあるような、ワームの釣りから巻き物の釣りに意図的に変えるようにしています。
特によく使うのがスピナーベイトやチャターベイトといったウィードにスタックしにくいルアーを選択します。また魚探等で水深やそのエリアの事を知っていれば、レンジに合わせたクランクベイトも良く使用します。ワームの釣りよりも遥かにテンポよくその狙っているエリアを攻めることができます。キャスト回数を増やして量で攻めるといったイメージです。
時にはビッグベイトを使用することもあります。ワームの釣りはこちらから魚に近づくというイメージですが、ルアーの持つパワーで魚を引き寄せるイメージでよく使用します。
そもそもワームでのポイントの釣りから、ハードルアーや巻き物でのエリアの釣りをすることによって、結果的に釣り方の概ねを網羅できていることになります。
または元々巻き物の釣りが好きだけど、釣れない場合はワームの釣りで少しスローに狙うというのも良いかもしれません。ここでポイントは苦手な釣りはオススメできません。好きなルアーや釣り方がオススメです。
釣れないときに、冗談半分のつもりで投げたルアーで魚が釣れた!という経験をした方も居られるのではないでしょうか?必ず釣れるという保証はありませんが釣れない日ほど出来るだけ、対極にあるような釣りを展開することをオススメします。
個人的に釣れないときによく使用するルアーについて紹介しておきますので是非参考にしてみてください。
釣れない時のメンタル
最後に釣れない時のよくあるメンタルについてお伝えしたいと思います。1人で釣りに出掛けると釣れなくても悔しい思いをするだけなのですが、誰かと一緒に釣りに行くとその仲間内で釣果を比較してしまいます。
誰かが釣れて自分だけが釣れないと、悔しいだけでなく“焦り”が生じます。この焦りというのが厄介な感情であり、その場での冷静な判断が出来なくなってしまう傾向にあります。
誰かに追い詰められている訳でもないのに、たかだか趣味にも関わらず1人だけ釣れないという焦りや嫉妬や恥ずかしいという気持ちから人はよく「もうやめたー」と意図的に諦めてしまうことがよくあります。
心理学的には釣れないというストレスから自分のメンタルを維持する為に必要な“逃避”と呼ばれる防衛反応が生じます。
そうなると釣る方法ではなく、どのようにしてその日を乗り切ろうかと全く別の事を考えてしまいます。当然ですがこれでは魚が釣れる確率がグンっと下がってしまいます。
そういった意味でも釣れないと判断した時点で先程申し上げたような【釣れないときは巻き物をする】といった“マイルール”を自分の中で持っておくと仮に魚を釣る自信がなくなったとしても、釣りとして成立させることが出来、比較的メンタルを保つことが出来ます。
やはり釣れないときには冷静な判断がしにくいので、自分だけのマイルールを事前に用意しておくことをオススメします。そして、おかっぱり(岸からの釣り)を主にされている場合には一度ボートからの釣りを体験することを絶対的にオススメします!
琵琶湖に関わらず、岸から釣りをしているとやはりボートでの釣りに憧れるようになってきます。著者自身も釣りに魅了されてからすぐに船舶免許を取得しました。
やはり岸からの釣りとは全く異なる釣り体験をたくさんすることが出来ましたし、ボートからの釣りだからこそ釣れた魚もたくさんです。是非、そろそろボートに乗って釣りをしてみたいなと考えておられる際にはこちらのリンクをご活用ください。
免許取得には多くの場合土曜日か日曜日に開催されていることが多いのが現状です。こちらでは平日でも予定を組むことが可能です。土日のお休みがない方は是非参考にしてみてください。
おわりに
釣れないときの思考パターン・準備する物・メンタル維持の方法について紹介してきました。
この方法があれば必ず魚が釣れるという具体的なメソッドではありませんが、多くの釣り人(ベテラン・バスプロガイドを含む)と話をしている中でこういったマイルールをみんな持っていました。
是非魚が釣れない状況でも諦めないためのマイルールを作っていただけたらと思います。難しい琵琶湖ですが1匹でも多く魚が釣れることを願っております。
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