キャンプを始めてしばらくすると周りの人やSNSなどで「冬キャンプは楽しい」とよく聞くようになりませんか。じゃあ冬キャンプに挑戦してみようと思ったものの、やはり“寒さ”や“天候”が心配になるものです。
特に夜眠るときは一般的にストーブも切りますし、テント内の温度が急激に下がるので寒さ対策はかなり重要です。
あまりにも軽装で行くと体調を崩すだけでなく最悪の場合、生死にも関わるので本当に事前の準備が大事です。
この記事では、冬キャンプ時の寝る時のギアやセッティングについて紹介します。是非、参考にして頂いて楽しい冬キャンプを堪能してもらえたらと思います。
この記事を読むと
- 冬キャンプの特徴について理解出来る
- 冬キャンプの注意点について知ることが出来る
- あると良いギアや準備物がわかる
コンテンツ
冬キャンプの特徴と注意点
地面からの冷気
どの季節でも共通していますが、地面からの冷気など地熱の影響は想像以上です。特に冬場は地面からの冷気がすごく、身体の熱が簡単に奪われます。寝る時にはこの冷気から出来るだけ距離を取ったり、冷気を可能な限り遮断する必要があることを覚えておきましょう。
一酸化炭素中毒の危険性がある夜間のストーブ
テント内の温度を上げる為に、夕食時や夜間は薪ストーブや石油ストーブを使用される方も多いと思います(原則テント内での使用は推奨されていません)。ただし、燃料を使用するストーブはたいてい「一酸化炭素」が発生しますので使用においては本当に注意が必要です。特に一酸化炭素チェッカーは必須中の必須です。
ベンチレーターがついているテントであっても、夜間睡眠中にずっとストーブを使用することはおすすめできません。ストーブは暖かくなりますが、使用には十分注意しましょう!
天候とテントの向き
冬場は多くの場合、気圧配置の影響で北もしくは北西からの風が強く吹きます。林間サイトでは風が巻くこともあり風の吹く方角が定めにくいのですが、基本的に風向きにも注意してテントの向きを決めましょう。テントの入り口から風が吹き込みやすい特徴がありますのでテントを設営する前に、その日の風向きと風速など天候の確認は重要です。
また冬場は、急に雪が振ることもあります。山の天気は変わりやすいので元々の予報と異なることも多くありますので、準備物を誤ると極めて辛いキャンプになるかもしれません。十分注意を払っておきましょう。
ギア・準備物
銀マット(シート)
そんなに高いものではないので断熱の為に使用される方が多いです。ホームセンターにも売っています。コットの上に敷いたり、エアーマットと地面の間に敷いて断熱目的に使用されます。値段の割に想像以上に地面からの冷気を遮断して断熱効果があるのでオススメの方法と言えます。
コット
地面と距離をとるために使用されることが多いです。特にhighになる脚の長めのコットがあると良いかと思います。もちろんlowのみでも地面から一定の距離がとれるのでダメということはありません。先程の銀マット(シート)と組み合わせると効果は絶大です。
エアーマット
こちらも地面から距離を取るために必要です。ただ距離を取るといっても最大約10cmまでしか距離が取れないのでやはり距離を取るという意味ではコットの方が良いのではないかと思います。こちらも上記の銀マットやコットと併用することが冬キャンプで快適に過ごす為に必要な準備と言えます。
湯たんぽ
寝る前に用意してシェラフの中に忍ばせておくとかなり寝つきが良くなると思います。非常に原始的な方法ではあるものの、未だにホームセンターで販売されているのにはそれなりの理由があるなと感じるほど断熱効果があります。ただし、低温やけどなど使用上の注意点はありますのでご注意ください。
シェラフ(インナーシェラフ)
シェラフの種類・素材にもよりますが、身体の触れていない部分は単純にシェラフが外気の冷気にさらされているので、ものすごく冷たくなります。インナーシェラフを使用すると表面のナイロン独特の冷たさが軽減するので肌触り的に心地良くなります。
シュラフ・インナーシュラフについてもう少し詳しく知りたいという方は、オススメのインナーシュラフについてレビューしていますので是非こちらの記事も参考にしてください。
毛布
インナーシェラフと使用用途は一緒です。熱気をシェラフの中に熱気を溜め込むために必要な物です。
電気毛布
電源サイトであれば電気毛布は最強とも言えるのではないでしょうか。湯たんぽのように足元が邪魔にもならず、間違いなく朝まで温かさを持続することが出来ます。ただこちらも低温やけどには十分注意が必要ですので使用には十分注意してください。
まくら・ピロー
ただでさえ寒いと寝つきが悪くなるので、ご自身のお気に入りのまくらがあると多少なりとも寝付きがよくなると思います。お気に入りのまくら・ピローを見つけておきましょう!
別の記事でキャンプにオススメのトラベルピローを紹介しています。是非、こちらの生地もオススメの睡眠ギアですので参考にしてください。
寝床・準備物の一例
ギアの使用例
- コット
- 銀マット(シート)
- エアーマット
- 羽毛素材のシュラフ
- インナーシュラフ
- 湯たんぽ
- 携帯ピロー
- 場合によっては電気毛布
冷たい冷気を放つ地面から距離を取るためにコット(特にhighに出来るタイプ)を使用することが非常に多いです。そのコットの上に銀マット(シート)とを敷いて、更にエアーマットも敷いています。シュラフは羽毛の素材をタイプを使用し、その中には起毛素材のインナーシュラフを使用しています。それに加えて真冬であれば湯たんぽを使用します。お気に入りの携帯出来るピローを使用して睡眠の質を向上させています。
また可能であれば電源サイトを利用しています。電気が使用出来ればなにかと安心することができます。電気出力の高い物は使用できませんが、電気毛布を使用するのは非常にオススメです。とりあえずこの電気毛布があれば寒すぎるという事態は免れることが出来ます。
電気毛布を使用するために電源サイトでなければポータブルバッテリーも非常に有効です。最近は非常時用のポータブルバッテリーがたくさん発売されていますので、それらを使用するとどこでも電気用品が使用できます。
まとめ
冬キャンプはやっぱり寒いのが心配といった方に向けて、冬キャンプでの寝床について紹介しました。
十分な準備がないと凄くツラいキャンプになりかねないので事前にしっかりと準備をして望みましょう。
夏場よりも冬場のキャンプを楽しみにされる方も非常に多いので、準備がしっかりできれば本当に楽しいキャンプライフを送ることが出来ると思います。
是非、万全の準備をして冬キャンプに挑戦・楽しんでみてください。
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