こんにちは。ニッシーブログの著者ニッシーと申します。
さて、皆さんはキャンプにおいてテントやタープを設営するのに必要なペグハンマーは、どのようなタイプのハンマーを使用されていますか?
この記事をお読みの方は「ハンマーって安いのでも良くない?」「テントの付属しているプラスチックハンマーではダメなの?」などハンマー選びに多少の疑問を持っておられるのではないでしょうか?
この記事ではホームセンターなどで売られているハンマー(以下;ホームセンターハンマー)とキャンプ・アウトドア用のハンマー(以下;キャンプハンマー)の違いを解説して、更にはキャンプハンマーの選び方の指標についてお伝えします。
是非、ハンマー選びに悩まれている方の参考にして頂けたらと思います。
この記事を読むと
- ホームセンターハンマーとキャンプハンマーの違いがわかる
- ハンマーの選び方がわかる
- ハンマーを購入する際の参考になる
コンテンツ
ホームセンターハンマーとキャンプハンマーの違い
「キャンプに使用するハンマーはホームセンターハンマーではダメなの?」「ホームセンターハンマーの方が安いんだけど?」と思われる方も多いのではないでしょうか?
結論から申し上げると「どちらでも良いけど、選べるならキャンプハンマーがベター」という回答になります。その理由について下記に説明していきます。
ホームセンターハンマー
基本的に木工をはじめとして釘を打ち付けたり、または素材を曲げる際に使用するなどDIYなどを目的としたハンマーです。
基本的に使用する用途と合わせてハンマーのヘッド(ハンマーの先端の金属部分)は重量や形が設計されています。ホームセンターハンマーは主には釘を打ちつけたり板を曲げたりと素材を加工しやすい形状のヘッドになっていることが多いのです。
キャンプハンマー
テントやタープを設営する為に必要なペグを打つために使用します。その為にペグを打ち込みやすい重量や形・サイズになっています。
これらの理由からキャンプに使用するハンマーは「ホームセンターハンマーでも良いけど、出来ればキャンプハンマーがオススメ」という結論になります。
テントに付属しているハンマーではダメ?
メーカーによってはテントやタープを購入した際にプラスチック製のハンマーが付属していることがあります。
それをそのまま使用している方も居られるとは思いますが、結論から申し上げると長くキャンプを続けていくと、必ず地面が固くてペグが打ち込めない場所が出てきます。
テント設営時にペグが打ち込めないとなると、単純にテント設営が出来なくなるのでホームセンターハンマーやキャンプハンマーといったヘッドが重たいものは持っておいた方が無難です。
ちなみにバックパックでキャンプをされている方やブッシュクラフトのようなスタイルのキャンパーさんはそもそもハンマーを持って行かず、現地で重めの石でペグを打って設営される方もおられます。そういった不便も含めてキャンプを楽しめるというような方であれば、テント付属のハンマーでも良いかもしれません。
キャンプハンマーは基本的にペグを打ち込むことを目的としていますが、ペグも種類を使い分けられていますか?もしペグの種類や使い分けが出来ていないと感じた方はこちらの記事にも目を通していただくと更に設営がスムーズになります。
キャンプハンマーの選び方
ヘッドの素材
真鍮・銅
打感が柔らかく手元にくる衝撃をやや緩和してくれます。その反動でペグと接触する部分は傷やへこみが生じやすいという特徴がありますので、適宜先端だけ交換する必要があります。
ただし、その傷やへこみが味として捉えるキャンパーも多く、ギアを育てるという観点かた好んで傷やへこみを作られる方も多いのが特徴です。ただし、やや高価という特徴があります。
スチール・鉄
打感がやや硬く手元に衝撃がある反面、力強くペグを地面に打ち付けることが可能です。またペグを打つ打撃面も真鍮や銅よりも傷やヘコみが付きずらいという特徴があるのでヘッド部分を取り替えたりする必要がありません。長く使用したい・メンテナンスはしたくないといった方にはこちらがオススメです。尚且、真鍮や銅に比べると安価という特徴があります。
ペグ抜き
キャンプハンマーの場合、多くの場合ペグ抜き機能がついていることが多いです。硬い地面にペグを打ち付けると撤収時になかなかペグが抜けないということがあります。その際にペグ抜きを使用すると比較的容易にペグを抜くことが可能になります。
ペグの形状に合わせて、ペグ抜きの形状が作られているので、ペグのメーカーとハンマーのメーカーを合わせると更に適合性が高くなり使用がしやすくなります。単純な丸い穴が空いているペグの場合は、多くのハンマーについているペグ抜きで対応可能ですが、たまに独特な形状の穴の場合、専用のペグ抜きじゃないと適合しない場合があります。
よく行くキャンプ場の地面が固くて、ペグを打ち込んだは良いけど抜くのが大変で、ペグ抜き機能を重視される方は、予めペグの穴の形とハンマーのペグ抜きの形を確認しておきましょう。
柄の種類
柄の部分も素材やサイズ・形など様々なタイプがあります。ペグを力強く打ち込む必要があるので最低限それぞれの手のサイズに合わせて握りやすいサイズを選びましょう。
柄が長い方が遠心力で強い力を生むことが可能ですが、その反面で操作性が低下します。売られているハンマーで極端に柄の長さが異なるということもないので、慣れや練習でカバー出来るところなので、参考程度にしてもらえたらと思います。
ストラップ・パラコード
キャンプハンマーにはペグを打ち込む際に滑って手からハンマーが飛んでいくことを防止するために、ストラップやパラコードが付いていることが多いです。キャンプ場には他のお客様や子供が走り回っていることも多いのでケガ防止の意味でもハンマーのすっぽ抜けは防止したいですね。
ハンマーの重量
ご自身の力に合う重量のハンマーを選びましょう。ヘッドが重たければペグを地面に打ち込みやすくなります。逆に重たいハンマーはコントロールしにくくなる傾向にあるので、重たければ良いというものでもありません。
ただ、キャンプハンマーはペグを打つ為にそれなりの重量がある物が多いので最終的には慣れ・練習が必要なってきます。その為ハンマー選びの際に重量は参考程度にしておいても良いかもしれません。
ヘッドと柄の固定部分
ハンマーはペグを地面に力強く打ち込んでいくのですが、ハンマーを使用していくとその衝撃に耐えられなくなって柄からヘッドが外れてしまうハンマーがあります。特にネットで売られている安価のハンマーに多く生じるようです。
安価でキャンプハンマーが売られているので、最初にこちらを購入する方も多いようですが、使用していくうちに柄からヘッドが外れて壊れてしまうという事例を良く耳にします。結局有名メーカーのハンマーを買い直すということが良くあります。
また使用途中にヘッドが飛んでいって、周囲に怪我をさせたり迷惑を掛けるのは最悪の事態なので、いずれのハンマーにしても使用前には、使用できる状態か確認してから使用しましょう。
ちなみに著者自身もキャンプを始めた当初はホームセンターハンマーを使用していましたが、柄とヘッドがグラついてきたので使用出来なくなって、キャンプハンマーを再購入しなおしました。
オススメのハンマー
キャンプを始めた頃はホームセンターハンマーを使用しており、しばらくしてキャンプハンマーを使用してきた中で現時点でのオススメのハンマーを紹介します。
スノーピーク(snow peak) ペグハンマー PRO.S を現在使用しています。
ヘッドは銅製の物ではなく、スチールのブラック塗装の物を使用しています。当分買い直す予定はないので長期間使用できるように、頑丈な物を選んで使用しています。巷では多少高くても最初から購入しておけばよかったとよく言われているハンマーです。
ペグ抜きも付いており、様々なタイプのペグが抜けるのも良いところです。このハンマーについては別記事にて詳しく紹介出来たらと思います。
まとめ
ホームセンターハンマーとキャンプハンマーの違いついて解説しました。
ホームセンターハンマーは主に釘を打ち込むのに対して、キャンプハンマーはペグを打ち込みやすくする為に設計されています。
ハンマーの選び方の指標として、ヘッドの素材や形状・重量を見ておきましょう。そして最終的には好みのデザインを選びましょう。
そんなに度々買い替える物ではないので、是非購入時の参考にして頂けたらと思います。
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