琵琶湖でのバス釣りをしていると必ず意識するのがボートでの沖の釣りが気になってくると思います。知り合いやガイドサービス・ゴムボートやアルミボートなど様々な方法でボートに乗ることが可能です。
あるいは自ら免許を取得してレンタルボートを借りて湖上で釣りをされる方も居られると思います。私自身ボートでのバス釣りに魅了されて社会人になって、まもなくボート免許を取得しました。
免許を取得すると次に出てくる問題がどこでレンタルボートを借りるのかを迷う方がおられると思います。値段やボートの種類など様々ですし、レンタルボート屋によって対応や扱い方も様々です。もちろん安いに越したことはありません。
これまでに様々な場所でボートをレンタルしてきた経験を元に琵琶湖南湖の東岸においてオススメ出来るレンタルボート店を紹介したいと思います。どこでボートをレンタルしようか迷っている方やレンタルの値段やボートの種類など迷っている方は是非参考にしてもらえたらと思います。
この記事を読むと
- 自分に合っているボート店が見つかる
- 価格帯やボートの種類など様々なボート屋の特徴が知れる
- レンタルボート店のレパートリーが増える
コンテンツ
ボートをレンタルする際に検討する事
オススメのレンタルボート店を紹介する前に、レンタルボート(店)に個人的に必要・大事だと思っていることを3つ紹介しておきます。
着岸方法
初心者を始め多くのレンタルボート利用者が感じている点として着岸の方法を気にされる方も多いのではないでしょうか?著者自身、着岸は決して得意とは言えずいつも着岸時は多少の緊張感を持っています。初心者の方はおそらくこの着岸方法も気にする必要があると思い、ボートの着岸方法についても紹介しておりますので是非参考にしてみてください。
ボートのレンタル料金
やはりレンタルボートの値段は気になります。複数人でボートをレンタルする場合には、利用する人数で割り勘すれば良いのでさほど気にならないかもしれませんが、1人や2人でのボート釣行となるとやはり料金が高いのは非常に負担になります。
ボートの種類やスペックによっても値段は異なるので、総合的に料金が高いのか安いのかを参考までに記載しておきます。値段が高いからといって悪いという訳ではなく、多くの場合装備品が充実しているということを意味しています。ここに記載しているボート店は全部実際に利用してオススメできるボート店さんなので、その中での比較になりますのでご注意ください。
停留できるボート
最近のボート釣行ではウィードの量も数年前に比べると減少傾向にあり、琵琶湖の沖であってもウィードの【面】の釣りからピンスポット等の【点】の釣りに変化してきている傾向があるように思います。その上で必要な条件が、ボートを湖上の同じ位置に留めておく(停留)かといったことが非常に重要になります。
以前までのエレキでは風や湖流が強い日には魚探を見ながらひたすら自分でエレキを踏み続けるという作業が必要で船頭の作業量が非常に多いという特徴がありました。近年ではウルトレックスという高機能なエレキが登場してきたこともあり同じ位置に停留することが非常に簡易的になりました。
この記事では少しでも快適にボート釣行が出来るように、「ウルトレックスが付いている」「アンカーを使用して停留する」といった【停留できるボート】を中心に紹介していきます。
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レンタルボート3つのパターン
これらの条件を踏まえて下記の3つのパターンに分けてオススメのレンタルボート店を紹介していきます。
- 安い船に乗ってできるだけ沢山の釣行に行きたい
- 安い船が良いけど、やっぱりそれなりの装備のあるバスボートが良い
- 北湖も行くので装備が充実している大きなバスボートが良い
これから紹介するパターンはレンタルボートを利用されたことがある方なら一度は検討したことがある内容かと思います。ボートでの釣行に臨まれる際に、どのパターンに合っているのかを検討した上で、レンタルするボート店を選んでみるのはいかがでしょうか?
1 安い船に乗ってできるだけ沢山の釣行に行きたい
マザーレイクボートクラブ
まずは南湖東岸の守山赤野井に位置するマリーナの紹介です。ここは東岸で和船形・ハイドロバスボート・免許不要艇などバスボート以外の船もレンタルされておられます。東岸で免許不要艇の船のレンタルは少ないので、免許を持ってはいないけどボートに乗って釣りがしたいという方はこのマリーナがオススメです。
個人的に特にオススメしたいのが「20馬力フロントデッキフル装備」のボートです。
装備品に関しては船首に普通の魚探1機と普通のエレキが装着しており、20馬力といった決して大きいエンジンではありませんが、17フィートの長さがあり非常に広くボートで釣りが出来ます。バスボートほどのスピードは出ませんが南湖東岸などエリアを絞れば十分釣りを楽しむことが出来ます。
なによりレンタルの値段が12000円〜(平日1000円off)と大きいボートでこの値段でレンタル出来るのはおそらくここくらいではないでしょうか?人数によっては値段の増減がありますが、複数人で利用する(人数によってボート値段の増減あり)と一人あたりの負担額はかなり軽減できます。著者自身は一人でボートをレンタルする際にはこのボートをよくレンタルしています。
このボートの装備品の中に「アンカー」が含まれております。アンカーとは船から湖底に繋ぎ止めておこうとするアイテムです。アンカーを使用することで船を同じ位置に留めておくことが出来、ピンスポットでの釣りも可能となります。
アンカーの難点は回収時が重たくて手間ということがあるのですが、ここのマリーナでは「ダンフォースアンカー」という形のものを採用されており、回収時に水圧がかかりにくいような構造となっており回収が比較的楽な形となっているので非常に扱いやすくなっています。
魚探やエレキの装備品はこれと言ってハイスペックな物ではありませんが、アンカーでボートを停留させながら広いデッキで釣りができる価格が安いボートをお探しの方は南湖東岸ではこのマリーナが非常にオススメです。
2 安い船が良いけど、やっぱりそれなりの装備のある“バスボート”が良い
北山田マリーナレンタルボート
次にご紹介したいボート店さんは草津市北山田の北山田漁港内に位置するマリーナです。このマリーナはバスボートのみのレンタルを展開されておられます。ほとんどのボートにウルトレックスが装備されており、前後に2機の魚探もついております。大きい船から比較的コンパクトな船まであるので使用される人数や天候に合わせてレンタル艇を選ぶことが可能です。
スタッフはお一人で船の整備からレンタル業までこなされておられます。以前までは桟橋がありそこに着岸する方法でしたが桟橋の老朽化に伴い撤去されており、その後はトレーラーに直接ランチングするという着岸方法となっています。個人的にはこの着岸方法はやや難しいと感じており波や風によって船の向きがズレるともう一度やり直しになります。もちろん方法についてはスタッフの方が教えてくれたり、どうしてもランチングが難しい場合は操船を代わってもらえるので最終的にはなんとかなります。
ここのマリーナのボートは全て“ガソリン代が込み”の価格となっています。これまでに最も多く利用しているマリーナですが、これまでに釣行途中でガソリンが足りなくなったことは一度もありません。ガソリンの価格を気にして釣りをする必要がないので心ゆくまで釣りに集中することが出来ます。ただし、基本的には南湖限定のマリーナですので北湖も含めて釣りがしたいという場合には利用が難しいというデメリットもあります。
またマリーナ内にトイレがなく、北山田漁港からすぐ隣の公園トイレを利用することになります。マリーナとしての設備はあまり期待できませんが、南湖限定でバスボートで釣りが出来たら良いという方には非常にコスパが良くオススメのマリーナです。著者自身は最も多くレンタルを利用させて頂いているボート店です。
番外編 琵琶湖西岸の安いレンタルボート屋
大橋マリーナ
このマリーナは桟橋があり、ゆっくりその桟橋に近づいていきます。その桟橋には毎回スタッフの方が居られて、専用の棒で船を桟橋まで引っ張ってくれます。ひとまず桟橋の近くまで船を寄せるとあとはスタッフ任せで「完全に着岸するまで座ってて〜」というような感じで着岸させてくれます。とりあえず桟橋まで近づけば良いので難易度としては【簡単】です。
個人的にはボートをレンタルする際にスタッフの接客も大事なポイントだと考えています。これまでにいくつもの場所でボートをレンタルしてきましたが、その中では正直、説明の態度がイマイチなレンタルボート屋もありました。
出船する前と帰着時しかスタッフの人と関わることがないのがほとんどですが、やはり船の操船方法やボート利用時のルール説明などやはり親切かつ丁寧に接してもらえる方が気持ち良く釣りをすることが出来ると思っています。
そこでオススメしたいレンタルボート屋さんは「大橋マリーナ」です。ここは琵琶湖大橋のすぐ近くに構えるレンタルボート屋で南湖の最北から釣行を始めることが出来ます。ここのマリーナはスタッフが家族で経営されているのかと思うほど様々な年齢の方がおられて、接客対応してくださるスタッフの中にはお母さん的な方も居られてすごくアットホームな印象を受けるマリーナです。すごく丁寧に説明して貰えたり天候など気にかけてくださる声かけがなんとも言えない接客だと感じています。
すごく良いレンタルボート屋だと思うのですが、ウルトレックスのようなエレキではなく、アンカーも付属していないという点で今回の条件外になっています。なによりここは西岸に位置しているので今回は番外編としました。こちらのボート屋も条件に合えばよく利用しますのでオススメのマリーナとして紹介しました。
3 北湖も行くので装備が充実している大きなバスボートが良い
レークマリーナ
南湖では非常に有名な大きいマリーナで、バスボートおよびマリーナとしても設備は申し分ないです。スタッフの人数やマリーナ内にあるトイレもおそらくどこのマリーナよりも綺麗なトイレが設置されており、出船前のトイレが気持ち良く使用できます。特に女性アングラーにとってはトイレなども考慮される点かもしれないのでそういった意味でも非常にオススメ出来るマリーナです。屋根のある休憩所もあり、雨が強く降っている際には屋根下で休憩をすることも可能です。もちろんバスボートの釣りでは急な雨や走行中の波しぶきなどのためにレインウェアは必須です。
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久しぶりにレインウェアを着ようと思ったときに表面がベタついていたことはないですか?それ、加水分解かもしれません…。是非こちらも参考にしてみてください。
バスボートも数多く所有されており、シングルコンソールもしくはダブルコンソール、ボートのサイズなど使用人数や用途によって数ある中からバスボートを選択することが出来ます。ウルトレックスを装備しているボートも数多くあり、非常に綺麗に整備されている印象です。
事前にボートの使用方法やマリーナのルール説明なども丁寧にスタッフの方から受けることが出来るので非常に設備としては充実しています。このマリーナは北湖も釣行可能なボートがあり、南湖も北湖も楽しみたいというような方はこのマリーナ一択と考えても良いほどです。
設備がしっかりと整っている点や北湖まで行こうとするとガソリンを非常に多く使用するためにガソリン代は使用に応じて別料金システムとなっているのであちこちボートで走りまわっているとかなりガソリンを使用する為、釣行は可能な限り計画的に使用する必要があるかもしれません。
もう一点のデメリットは会計時にマリーナ建物内でお支払いをするのですが、謎なまでに猫があちこちに居ます。おそらくマリーナ内で飼われておられるのですが、猫アレルギーがある方はおそらく建物内には入らない方が良いかと思います。本当にたくさん猫を飼われておられます。
琵琶湖に関わらず、岸から釣りをしているとやはりボートでの釣りに憧れるようになってきます。著者自身も釣りに魅了されてからすぐに船舶免許を取得しました。
やはり岸からの釣りとは全く異なる釣り体験をたくさんすることが出来ましたし、ボートからの釣りだからこそ釣れた魚もたくさんです。是非、そろそろボートに乗って釣りをしてみたいなと考えておられる際にはこちらのリンクをご活用ください。
免許取得には多くの場合土曜日か日曜日に開催されていることが多いのが現状です。こちらでは平日でも予定を組むことが可能です。土日のお休みがない方は是非参考にしてみてください。
まとめ
- 琵琶湖南湖の東岸のオススメのレンタルボート店について3つ紹介しました。いずれも実際になんども利用しているレンタルボート店でそれぞれに良い点がある本当にオススメ出来るお店です。
- 各ボート店にそれぞれのメリット・デメリットがあるので利用される方の値段やボートの装備品などの条件と照らし合わせて自分に合ったボート店さんを選んでみてください。
- その時期によっては装備品や値段なども変更されると思います。当ブログではレンタルボートに伴う責任は一切取れませんので必ず予約時などに各レンタルボートについて確認を取ってみてください。