屋外で楽しめるアクティビティとして空前のキャンプブームが到来しました。するとあちこちのキャンプ場で予約がいっぱいとなり、特に週末ではなかなか予約が取れないということが多発しています。
滋賀県の琵琶湖の湖岸には緑地公園という利用が無料の公園があります。その場所でキャンプやアウトドアを楽しまれる方が増えました。著者自身もこの琵琶湖湖岸緑地公園でキャンプをしてきたのでここでのキャンプはどうだったのかという点についてレビューしていきたいと思います。
色々な方の参考になるように、ソロキャンプとしてどのような場所なのか、またファミリーキャンプとしてはどうかというレビューをしてみたいと思いますので是非参考にして頂けたらと思います。
この記事を読むと
- 琵琶湖で無料でキャンプが出来る場所がわかる
- 湖岸緑地公園のメリット・デメリットを理解できる
- 湖岸緑地公園でのキャンプ事情について知ることができる
コンテンツ
実際に使ってみた感想
さっそく、無料キャンプ場を利用してきた感想・結論から言うと、個人的には非常に満足出来ました!理由としてはなんと言っても無料、チェックイン・チェックアウト・就寝時間(常識の範囲内)などの時間的制約もなく、そもそも予約の必要もないので非常に気軽にキャンプに行くには十分過ぎました!
しかし、これはあくまでもソロキャンプもしくは少人数で行くなど、ある程度臨機応変に対応出来る人数やメンバーの場合など、いくつかの条件をクリアしている場合の話だと感じました。ファミリーでの使用や女性だけでの使用に際しては、駐車場・トイレの問題やセキュリティといった面など、いくつか注意点が必要になると思ったので下記にその理由を述べていきたいと思います。
ニッシー
もしお子様を連れてキャンプ!と思っておられる方も含めて、是非参考になれば嬉しいです。
この公園の施設について
志那緑地公園の概要
滋賀県草津市、琵琶湖の湖岸にある、志那1(中)と呼ばれる湖岸緑地公園駐車場です。琵琶湖の湖岸は平日を始め、休日にはグループやファミリーでのバーベキューなどたくさんの方が楽しまれています。もちろんお散歩やデート、釣りをされている方も居られ、ハイシーズンは特に大勢の人で賑わっています。
この公園において、昨年あたりからテントを張ってキャンプを楽しまれる方が非常に増えています。おそらく他のキャンプ場の予約がなかなか取れないことと、なにより無料でキャンプが出来るというのが最大のメリットではないかと思います。そんなこともありキャンパーにとって非常に人気のあるスポットになっています。
駐車場
この駐車場は約40~50台ほど駐車が可能になっています。他の駐車場に比べても比較的大きい駐車場ですが、休日やゴールデンウィークなどの連休の際には駐車が困難なほどになります。
休日ですと午前中に駐車場が満車になることもあるので、他にキャンプ場を抑えていない場合は早めに場所を確保するなど注意が必要になるかと思います。
もちろんその公園を利用している全員がキャンパーというわけではなく、バーベキューやデイキャンプを楽しまれている方もおられるので、夕方あたりになると駐車場も空いてくる傾向もあります。
ニッシー
私自身はこの夕方を狙ってキャンプ出掛けることもあるよ。
同じエリアでも約400~500mほど南方向に離れた場所にも20台ほど止められる駐車場があります。こちらにとめても同じ場所でキャンプをすることが出来ますが、車の乗り入れができないので荷物を運ぶのが非常に難しくなります。ちなみにこちらのエリアには仮設トイレしかありません。
どちらのエリアでも同じですが、駐車場と公園の間には柵が設置されているので車の乗り入れは出来なくなっています。したがって、キャンプ道具を運ぶ際にはキャリーがないとものすごく大変になります。
リンク
トイレ(男性トイレしか写真が撮れなくてすみません)
このようなトイレが併設されているので、バーベキューやキャンプをする際に利用しやすい環境となっています。他の駐車場にも仮設トイレがあるのですが衛生面的に、ここのトイレが一番キレイなように思います。
男性トイレには小便器が二つと大便器が一つあります。手洗いの水道が一カ所ありますが、飲水としては使用不可であくまで手洗い専用となっています。トイレ以外に水道はないようですので、自己にて水の確保は必要になります。
ちなみにオムツを変える台は見当たりませんでした。もし小さいお子さんと一緒に行かれる際にはテントの中で変えてあげるのが良いかと思います。
他の湖岸緑地公園ではトイレが閉鎖されている場所もあり、更に一番キレイなトイレが完備されていることもあり、結果的にこの公園に人が集まりやすくなっているのではないかと思います。
ニッシー
男性トイレしか入れなかったので女性トイレのレビューが出来ない点はご了承ください
セキュリティ
早朝からお散歩やランニングやサイクリング、夜中まで琵琶湖で釣りを楽しまれている方もおられるので、常に人の出入りがある状況です。あくまでも公園ですので誰でも利用することが出来ます。テントを張ってキャンプを楽しむことは可能ですが、実質的には野宿と変わらない状況です。
私がキャンプをした日の夕方に警察官が巡回されており「泊まりますかー?最近キャンプ道具の泥棒が多発しているので注意してください。もし寒くて車で寝る時も必ずテントや道具などは全て撤収してくださいねー」と注意喚起をされていました。
テントには基本的に鍵を掛ける方も少ないと思いますので、少し離れるときにも貴重品の管理が必須になります(どこのキャンプ場でも同じことですが)し、寝る時も無防備な状態になるのでセキュリティ出来るには非常に甘くなってしまいます。
小さいお子さんと一緒の場合はもしかしたら少しセキュリティ的には不安な要素があるかもしれません。
ニッシー
もちろん、有料キャンプ場だからといってセキュリティが完璧というわけではありませんが…
エリア・環境の特徴
地面の環境としては、全体的に芝?草?が広がっており、地質としては柔らかく(若干粘土質?)で石が埋まっている場所を除いてはペグを簡単に打つことが出来ます。
ペグを抜くのも比較的簡単なので、裏を返すと風の強い日には簡単に抜けることもあります。出来れば長めのペグがあると安心かと思います。ちなみに私は25cmのペグでなんとか乗り切れていましたが、30cmのペグの方が安心ですね。
キャンプ場によっては普段使っているペグが使用出来ない場所もあります。心配な方が居られたらこちらの記事でペグの長さや種類などをこちらの記事でまとめています。ペグを購入する際などの参考にして頂けたらと思います。
琵琶湖に面している場所なので立地的に冬や春先は、冬型の北西風がめちゃくちゃに当たります。天気予報を見てその日の計画を練ることをお勧めします。特に周りに風を遮るものがないので、強風の日は注意が必要です。タープを張る際には長めのペグやガイロープなど事前に用意が必要かもしれません。
先程にも述べたように全体的に粘土質?の影響もあり水はけが悪く場所によっては晴れている日でも水たまりがあることも多々見られました。水溜まりのない場所を選んでテントを張られるとは思いますが、グランドシートは必ず持参された方が良いかと思います。
リンク
ニッシー
スペースとしては広いのでオモチャを持ってきて子供と遊ぶには十分やな。混み合っている際には注意が必要やけど遊具はないので基本的にオモチャの持参が必要やで。
周辺施設について
周辺に飲食店、スーパー、銭湯などの施設はないに等しいと思ってください。ちなみにお風呂に入る場合は車で20分ほどの場所にしかありません。飲食店やスーパーへ行くのも車で20分ほど掛かりますので忘れ物に注意して、食材や水が不足しないように気をつける必要があります。
この距離が近いと感じるか遠いと感じるかは個人差がありますが、私自身はキャンプを楽しんでいるときのこの距離は非常に面倒な距離と感じますので、途中で買い足しに行かなくても大丈夫なように準備をして出掛けるようにしています。
当然ですが、ここはキャンプ場ではないので電源サイトは当然ありません。元々ご家族で電源サイトのある高規格キャンプ場をメインで利用されていた方はポータブルバッテリーの持参も必要になりますのでご注意ください。気になった方は以下のリンクを是非ご利用ください。
湖岸緑地公園の特徴のまとめ
- 予約が不要ゆえに場所などは早いもの勝ち
- 駐車場の台数に制限がある
- 不特定多数の人が常に出入りしている
- セキュリティはほぼ皆無であり野宿と一緒
- キャンプ道具、荷物の泥棒もいるらしい
- チェックインやアウトの時間的制約がない
- 車の乗り入れが出来ない
- 売店がないので薪や食材など全てを用意する必要がある
- 入浴施設やシャワーがなく入浴しに行くのは遠い
- スーパーまで距離がある
ニッシー
これらの特徴がクリア・容認出来る人にとっては、この志那1(中)湖岸緑地公園は最高のキャンプ場として利用出来ると思います!
気軽にソロキャンプに出かけるなどの際には非常にコスパも良くキャンプを楽しむことが出来るのではないかと思います。簡単に設営できて気軽に楽しむことが出来るソロ用テントをレビューしておりますので是非こちらの記事も参考にしてみてください。
キャンプ以外にも無料でバーベキューを大勢で楽しむことも出来る貴重は公園です。何かのイベントや同窓会といった大勢で食事を楽しむ際にこういった本格バーベキューを利用するのも良いのではないでしょうか?きっと思い出に残るイベントが開催出来ること間違いなしです!
今回は滋賀県の琵琶湖で出来る無料のキャンプ場を紹介しました。ここでキャンプをしてみて感じたことは、やはり有料のキャンプ場はトイレや入浴設備、ゴミ捨て場や洗い場、売店や自動販売機など様々な物が設置されており、更にはセキュリティという面においても無料のキャンプ場よりも安心出来るということを感じました。
まとめ
この昨今において、屋外で且つ少人数ので楽しめ娯楽・趣味として空前のキャンプブームが到来しており、各地のキャンプ場で非常に予約が取りにくい状況になっています。
滋賀県琵琶湖の湖岸においてもテントを張ってキャンプを楽しまれている方をたくさん見かけるようになりました。著者自身も琵琶湖湖岸の志那湖岸緑地公園にてソロキャンプをしてきたので実体験に基づくレビューをしました。
無料でキャンプを楽しむ環境としてはこれ以上ないように個人的には思います。時間的制約もないですし、予約も必要ないので行くのが面倒になれば行かなくて良いだけですので気軽です。水道はないですがキレイなトイレもありますので、比較的女性も利用しやすいと思います。
しかし、公園に野宿しているのとほぼ同じなので、不特定多数の人が常に出入り出来るためにセキュリティ的に少し不安があります。少なくともキャンプ道具や荷物をテントの外に出して夜間に寝るのは盗まれるリスクが非常に高いのでオススメ出来ません。
またセキュリティ的に女性だけ・子供だけでの利用もあまりオススメではないかと思います。(たまに女性だけのソロキャンプを見ますが)これらの条件を受け入れていればホントに最高な環境だと個人的には思っています。
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